津(つ)のやまおくのはなしだ。現在復旧工事をやっとる最中のJR東海の名松線(めいしょうせん)からちょっとはなれてではあるけど、おおむね平行するように県道43号線一志美杉線(いちしみすぎせん)ってのがはしっとるだけど、ほのまんなかへんにある矢頭(やず)とうげっていう難所を克服するための矢頭トンネルが、こんげつ2015年8月17日に開通したげな。
「矢頭トンネル」が開通 - ちゅうにち
- 津市一志町波瀬(つしいちしちょうはぜ)と、津市美杉町下之川(つしみすぎちょうしものがわ)をむすぶ「矢頭トンネル」が2015年8月17日に開通した。従来はクルマ1台がとおるのがやっとのとうげみちがつづき、ぢもと住民が20年以上にわたり整備をもとめとった区間。開通にさきだつ式典では「地域のけんあんがやっととりのぞかれた」ってよろこびのこえがあがった。
△ 矢頭(やず)トンネル開通式典(ちゅうにち) - トンネルが開通した県道43号縁一志美杉線は、下之川地区(しものがわちく)から津市中心部へと最短きょりでむかう道路。しかし、矢頭とうげ付近では対向車とすれちがうのもむずかしいうえに、冬季は降雪でとおれんくなることもあった。下之川地区にごみ最終処分場の建設をきめた津市が、三重県に道路の整備を要望し、2009年にとうげにトンネルをとおす計画がきまった。
- トンネルはながさ1.6キロの2車線道路。従来のとうげみちにくらべ、所要時間も5分ほど短縮される。式典で、一志美杉線道路整備促進協議会の西谷祇賀(まさのり)会長(82才)は「ながねんの悲願がかない、うれしなみだがでる。地域の活性化にこんごもとりくむ」ってよろこんだ。
- 一志美杉線は、矢頭とうげ以外にもせばいみちがおおく、協議会はこんごも全線2車線化をもとめる。
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う~ん、この八頭トンネル、どうみても下之川地区のひとしかつかわんとおもうだけど、こんなりっぱなトンネルつくっちゃっただね。クルマで津市の中心部にいくには、ほかに県道29号線でいっかい名松線の伊勢竹原駅(いせたけはらえき)のほうにでてから、名松線とおなじく雲出川(くもずがわ)をくだるかたちで県道15号線をとおっていってもいいっておもうし、県道29号線をぎゃくに東南方向にすすんでから県道30号線をとおっていってもいいっておもうけどね。
名松線の家城(いえき)-伊勢奥津(いせおきつ)間が台風の豪雨で2009年10月ようかから運行休止になって、再開するのがやっとらいねん2016年のはるになるだけど、矢頭トンネルのほうは2009年に計画がきまったとこで、まあはいこの2015年のなつに開通しとるだ。
まあ、この地域の重要な産業である林業の振興ためにこのトンネルがやくにたつのかもしれんでうかつなことはいえんだけど、やっぱりトンネルができたきめては、迷惑施設であるごみ最終処分場の建設をこの下之川地区がひきうけたことにたいする「みかえり」なのかなってきもするよ。
(さんこう)
- きりぬき - 林業女子 - あきひこのいいたいほうだい|2015/08/30
- 林業女子会自体は、京都市内の学生が2010年にたちあげたのがはじまり。以后、静岡県や宮城県、長野県など全国で姉妹団体が発足し、ことし2015年7月現在で17都道府県で結成されとる。三重県でよびかけたのは、県職員で林業技師の本田美香さん、40才。大学で森林科学科を専攻し、三重県庁に就職后も治山工事や造林事業など林業にたずさわってきた。
- ことし2015年8月上旬には津市美杉町のもよおしにはつ出展し、こがたなをつかってサクラやスギのえだでバターナイフをつくる体験会をひらいた。「ものをつかう消費者として、きを生活にとりいれる提案をして林業を支援するかたちもある。ほそくながく活動をつづけたい」ってはなす。
- 名松線のふうけい - 代行バスで家城から伊勢奥津まで - あきひこゆめてつどう|2015/04/29
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- 三重県道43号一志美杉線 - Wikipedia