碧海古井から名鉄、名古屋地下鉄、中央線とのりついで恵那までいって、ほっから明知鉄道のじねんじょ列車で山岡っていうえきまでいったことは、時系列に逆行する順番でこれまでにかいてきた。こんかいは山岡のえきのまんまえにある「かんてんかん」っていうたてもので「かんてん御膳」をいただいたときのようすを紹介する。鉄道ブログにはそぐわんともおもったけど、かんてんかんを運営するのが明知鉄道であるってことで、あえてここにかくことにした。
◇ ◇
恵那からのったじねんじょ列車を山岡でおりて、みおくる。列車は、まえ3両が食堂車、最後尾が一般車の4両編成だけど、じぶんがのったのは一般車。まあ、じねんじょ列車に併結のふつうの車両にのったっていうほうがただしい。じねんじょ料理もざんねんながらたべてない。いや、ほれにしても3両の食堂車のばらばらなこと。
△ 20160330_132221 山岡 - じねんじょ列車
ホームからでたすぐみぎにかんてんかんはある。っていうか、列車がえきにつくまえからみえとった。
いきなりかんてんかんにはいらずに、ちょっとまわりをあるく。むかいに農協倉庫と製材所があり、ここが旧山岡町時代の中心地だったことがすぐわかる。農協倉庫のほうは、さいきんにてをいれられてこぎれいにはなっとるけど、むかしながらのもので、ちょっとじーんとくる。こどものころは、こんなくろいいたかべの農協倉庫のとこでようあそんだもんだ。えきからのびるみちがすぐおがわをわたって、やなみにはいっていく。おがわといい、やなみといい、いかにもやまざとっていうふんいきをかんじさせてくれる。
こんどはかんてんかんのうらてにまわってみる。列車からみたふうけいとおんなじだけど、とめおいてある車両とかんてんかんのたてものが、よう調和しとる。列車は、5年まえに明知鉄道にのりにきたときにみたものとおんなじものがおんなじ位置にあるだけど、かざりでおいてあるものか。
さて、かんてんかんにはいる。山岡町時代にここの特産である細寒天(ほそがんてん)の宣伝施設「ヘルシーハウス山岡」としてつくられたものを、恵那市が改装をほどこして、2014年7月ついたちから明知鉄道の運営にきりかわって、なまえもこの「かんてんかん」にかえたもんだ。さいしょは寒天資料館の部分を見学。いや、寒天がうみのさちであるテングサからできとるとは、はずかしながらしらんかった。ほいで、ほんなうみのさちテングサが、こんなやまざとまではこばれて寒天に加工されとるとは。はれのひがおおくて、ひるとよるの気温差がおおきい、山岡町の気候がいい寒天をつくるのに適しとるってことで、生産量で全国占有率80パーセント以上にもなるだげな。すごい。
寒天資料館の見学のあとは、さあ、寒天レストランだ。注文したのはもちろんかんてん御膳で、さいしょにでてきたのがところてん。いやー、たべるの小学校のとき以来だ。ほのときは、やたらすっぱいばっかりで、みんながありがたがっとるほどにはぜんぜんうまくないじゃん!っておもって、以来、たべてなかっただ。こんかいもちょっとええーっ!っておもっただけど、いや、ほんなにわるくない。ようかん状のところてんをつつにいれて、おしいたでぎゅーっておしてやって、あみぞこからでてくるときはみごとなほそいところてんになってでてくる。なかなかおもしろいぞ。ぽんずだかなんだかをつけてたべる食感も、ちょっとさわやかなかんじだ。
つづいて、いろんなしながまんさいの御膳がでてくる。
まずは、じねんじょごはんから。うん、じねんじょ列車の食堂車のひとたちも、これたべただよな。
ぶたのしょうがやき、うまっ! これもしたにかんてんがひいてあるのにおどろき。のりまきは、かんてんののりまきだ。いや、なんでもかんでもかんてんだ。ほかになんかの山菜のベーコンまき。
△ かんてん御膳 - ぶたにくのしょうがやきやかんてんのりまき
さらにさらに、かんてんのラーメンまである。みためとちがって、けっこう満腹感があるわ。ももいろのやつは、かんてんゼリー。ちいさいさんかくのやつは、かんてんでできたあまいおかし。ヨーグルトもあとできいたら、かんてんでつくってあるとのこと。いやー、おどろきのかんてん御膳だったわ。
一生でたべるぶんのかんてんをこの一食でたべ、かんてんかんをあとにした。ごちそうさまでした。
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(さんこう)
- じねんじょ列車にのってきた♪ - 2016.3.30 - あきひこゆめてつどう|2016/04/01
- 13時22分、山岡にとうちゃく。ひとり列車をおりる。じねんじょ列車の食堂車にのれんことがわかった時点で、終点明智のちょっとてまえのここ山岡に目的地をかえただ。いや、しかし3両のばらばらなこと。
※ ひだりの写真はのるまえにとったもの
- かいさつをでて、っていうかかいさつはなく、きっぷは列車の車掌さんにわたしておわりだけど、ホームからそとにでて、えきまんまえの「かんてんかん」にむかった。明知鉄道はじねんじょ列車以外にもいろいろと料理列車をはしらせとって、ほのなかに寒天列車ってのもあるだけど、かんてんかんではほの寒天列車ででてくるのとほぼおんなじとおもわれるかんてん料理をたのしんだだよ。かんてんはここ山岡の特産で、この資料館ではかんてんの展示をするだけじゃなくて、料理もたべさせてくれるだ。このかんてんかんのことはあらためてかくよ。
- 13時22分、山岡にとうちゃく。ひとり列車をおりる。じねんじょ列車の食堂車にのれんことがわかった時点で、終点明智のちょっとてまえのここ山岡に目的地をかえただ。いや、しかし3両のばらばらなこと。
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- 寒天列車 - あきひこゆめてつどう|2015/04/12
- 料理をたのしみながらいく列車だけど、おねえさんが四角いつつからおしだしとるのはところてんだ。このほか寒天をつかった料理を中心に19ものしながあって、列車のなも寒天列車っていうだげな。なんでも明知鉄道沿線の山岡ってとこが寒天の産地らしく、このような列車をはしらせとるらしい。
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- よいよいおんな城主号♪ - ことしもはしる明知鉄道ますざけ列車 - あきひこゆめてつどう|2015/02/09
- いいね~、ますざけのんで列車たびをしたあとは、ほろよいきぶんで大正村やかんてんかん、岩村城、花白温泉と散策もしほうだい♪ いってみたいね(^_^)
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- きょうの美人鉄道員 - 伊藤温子さん - あきひこゆめてつどう|2014/07/25
- ここ2、3年、地方鉄道が岐阜県内でも注目され、各鉄道会社もさまざまな企画をうちだしとる。明知鉄道では、「グルメ」に着目し、1987年7月のヘルシートレイン「寒天列車」をてはじめに、1996年9月の「きのこ列車」、1998年4月の「山菜列車」、1998年7月の「ビール列車」とあたらしい企画をうちだし、いまでは10種類のグルメ列車をはしらせる。2013年度は303本を運行、乗客数は7,421人と、2012年度を運行数で45%、乗客数で20%うわまわる実績をあげた。
- ほんななか、伊藤温子さんが2013年度、あらたにはじめたのが、4月運行の「おばあちゃんのお花見弁当列車」と5月運行の「おばあちゃんの山菜弁当列車」。ほかのグルメ列車が、弁当と明智駅から恵那駅までののりほうだいきっぷこみで4,000円から5,000円なのにたいし、ふたつの列車は2,900円で運行。2014年度は2,400円にねさげした。
- 「4,000円、5,000円っていうのは主婦の感覚ではたかすぎる」っていう発想からだ。恵那市山岡地区にある道の駅「おばあちゃん市・山岡」ではたらくおばあちゃんたちに依頼、じもと産のやさいをつかったにものにちらしずしなどがはいる、素朴なあじがうりだ。
- 住民のあしとしてかかせん地方鉄道だけど、経営がきびしい実態はどの会社もかわらん。「グルメ列車が好評っていっても、会社全体のうりあげからみや微々たるもの」って伊藤温子さん。「じもとのひとになくてはならんものっておもってもらいたい。ほのためにもしっかり宣伝していきたい」。明知鉄道がすきなきもちはひといちばいだ。
- 寒天資料館と併用の駅舎だった - 明知鉄道の山岡駅 - あきひこゆめてつどう|2014/06/24
- ゆきの 明知鉄道 〜30.7km/h〜 - あきひこゆめてつどう|2011/03/09
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