こんげつ2016年11月とおかで蒲郡線(がまごおりせん)が全線開業して80年になるだげな。こんな歴史だ。
開業
- 開業時の蒲郡線の歴史
うん、蒲郡線の開業は三河鉄道のてによるだ。まんだ名鉄に合併されるまえ、知立から刈谷、碧南をへて吉良吉田まできとった三河線をひがしにのばすかたちで、1936年に蒲郡に到達した。碧海電鉄のてにより、わが西尾線が西尾まで到達したのが1928年だで、ほの8年あとのこと。鉄道がどんどんのびていっとった時代だ。
最盛期
ほのあと1941年には名鉄が三河鉄道を合併。蒲郡線も名鉄の経営となる。戦后は三河湾観光路線として発展。最盛期には名古屋本線直通の特急が毎時2本ものりいれるほどになる。また、さらなる増発のために1970年には複線化の認可までうけとったっていうで、おどろきだ。
没落
おごる平家もひさしからず。20世紀末からは存続問題もおこるほどになって没落していく。年表をみてみる。
- 近年の蒲郡線の歴史
- 1998年4月6日、ダイヤ改正。一部をのぞいて急行の西尾駅以南直通運転を廃止。
- 1998年6月1日、西尾線西尾駅-吉良吉田駅間とあわせ、全線でワンマン運転開始。
- 2000年11月11日、蒲郡競艇場前駅-蒲郡駅間高架化。
- 2005年1月29日、ダイヤ白紙改正。蒲郡線内の特急、急行廃止。
- 2005年12月20日、名鉄の要請により名鉄西尾・蒲郡線対策協議会が設立。
- 2007年3月1日、西尾線福地駅-蒲郡競艇場前駅間のこどもの国駅をのぞく各駅でサイクルトレインを5月31日まで試験運用。
- 2008年6月29日、ダイヤ改正。ワンマン運転区間が蒲郡線内のみに縮小。ただし、西尾線から蒲郡線へののりかえ用に中間かいさつを設置。
うーん、ゆいつ蒲郡競艇場前-蒲郡間高架化っていうあかるい話題はあるけど、あとは「ワンマン運転の開始」「特急、急行の廃止」「中間かいさつの設置」とくらい話題ばっかりだ。
◇ ◇
いや~、きびしいね。いま、蒲郡線は西尾線西尾-吉良吉田間の分とあわせて、沿線の西尾市と蒲郡市から年間2億5千万円の支援をうけて運行を継続しとるっていう状態だ。すなおに80周年おめでとうっていえんわ。どうせやあいいか。つぎのように提言する。
蒲郡線の復活にむけて【提言】
- 沿線の市街地化促進と公共施設のえき周辺への優先的設置
- 電車をつかって生活できるひとがふえるように、沿線の市街化を促進するとともに、公共施設をえき周辺に優先的に設置するようにする。
- いっくら「のってのこそまい!」とかいったって、沿線からはなれたとこに市街地がひろがっていったじゃ、電車もつかいようがない。公共施設もたんぼんなかにあったじゃ、電車でいけやへん。
- 西尾線との直通運転の再開
- 線形改良をおこなって高速化をはかること
(さんこう)
- 蒲郡線にまつわるインターネット記事
- 蒲郡線全線開通80周年 - イラスト系統板掲出 - 名鉄のオススメ|名古屋鉄道
- 名鉄西蒲線の利用者5%増 - 15年度報告、収支は前年度なみ:愛知:中日新聞(林知孝さん)|2016年10月25日
- 名鉄西尾線・蒲郡線の対策協議会が2016年10月24日、西尾市役所で開かれ、2015年度の営業状況が報告された。定期利用者の増加で輸送人員は伸びたが、区間収支は改善されなかった。
- 名鉄によると、輸送人員は前年度比5.0%増の3,333,000人。通勤定期が7.0%増の826,000人、通学定期が4.6%増の1,699,000人と伸びた。定期外も訪日外国人の増加などで4.1%増の808,000人となる。
- 区間収支は営業収入が4.3%増の3億7,800万円に対し、営業費用は減価償却費が増えるなどして2.2%増の10億6,500万円。利息など営業外の収支を含めた経常損益は7億2,600万円の赤字で、前年度並みだった。
- 協議会では沿線の商工会や青年会議所などでつくる誘客推進組織を設け特産やB級グルメを「にしがま線ブランド」として売り出すなどとした活性化計画も示された。
- 西蒲線存続にむけ専門部会発足|東日新聞|2016/10/25
- 蒲郡、西尾両市と県でつくる「名鉄西尾・蒲郡線(西尾駅~蒲郡駅)対策協議会」(会長=小島統市・西尾市副市長)は2016年10月24日、西尾市役所で第19回総会を開いた。存続が決まっている2020年度までの活性化策を盛り込んだ「にしがま線げんき戦略」について報告があった。
- 沿線住民などで構成する同線活性化協議会が策定した同戦略では、これまでの沿線住民の利用促進に加え、沿線地域への観光誘客の推進を目標に掲げた。
- 沿線地域の人口増加は見込めないため、市外、県外から観光客を呼び込むことによって乗客増を図る。そのため、誘客推進に取り組む専門部会が発足する。同活性化協議会のうち、観光関係団体で構成する。
- 赤字が続く同線では、21年度以降の存続に向けて利用者数の目標値を掲げている。年2%の伸び率を達成し、最終年度である20年度の年間輸送人員367万3000人を目指す。
- 総会に出席した井澤勝明蒲郡副市長は「毎年2%は厳しいが、目標をクリアしなければ存続はない」とし、「市観光協会の副会長として、関係団体に西蒲線を軸にした展開を働きかけたい」と述べた。
- 小島副市長は「県の交通部門のみならず観光部門からも人的支援をいただけることになった。大変心強い。今後の展開に大いに期待する」と話した。
- 蒲郡線全線開通80周年 - イラスト系統板掲出 - 名鉄のオススメ|名古屋鉄道
- あきひこの蒲郡線乗車ブログ記事
- 東幡豆までいってきた - 2016.1.23 - あきひこゆめてつどう|2016/01/24
- きのう2016年1月23日の東幡豆駅売店ふゆまつりのようすは、きのうのうちにブログ記事にかいた。きょうは、ほこまでのいきかえりにつかった電車のようすを紹介する。
- きのう2016年1月23日の東幡豆駅売店ふゆまつりのようすは、きのうのうちにブログ記事にかいた。きょうは、ほこまでのいきかえりにつかった電車のようすを紹介する。
- 西尾線と蒲郡線で西浦まで - 2015.9.11 - あきひこゆめてつどう|2015/09/12
- あかい電車にあらずんば - あきひこゆめてつどう|2014/10/05
- 西尾線から 蒲郡線え - あきひこゆめてつどう|2012/01/21
- 東幡豆までいってきた - 2016.1.23 - あきひこゆめてつどう|2016/01/24
- ヰキペディアの記述