八日市線で近江八幡まで - 2017年11月17日

近江鉄道のたびの第3弾だ。さいしょに米原(まいばら)から八日市(ようかいち)までいった。つぎに八日市から貴生川(きぶかわ)までいきかえりした。ほいで、こんかいがさいごになるだけど、八日市から近江八幡(おうみはちまん)までいく。

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貴生川から八日市にもどって、えきまえどおりをちょこっといって、みぎにはいったとこにみつけたKOKONっていうみせで、おそいひるをとる。ほれからえきまえどおりのビルんなかの喫茶店でいっぷく。ほのあとえきにもどって、かえりの電車にのる。八日市線近江八幡までいって、ほっから東海道線にのりかえてかえるだ。

八日市のかいさつをはいって、15時15分の近江八幡いきふつうにのる。うん、お~いおちゃ電車だ。車両番号811と1811の2両編成で、座席はベンチシート。かぶりつきはやめて、2両めの電車にすわっていく。のっとるのは2両めに16人。いや、こんかいの近江鉄道のたびでいちばんおおかったかもしれん。

2017.11.17 近江八幡 (1) 八日市 - 近江八幡いきふつう 1770-1040
(1) 八日市 - 近江八幡いきふつう

わがお~いおちゃ号は八日市をみなみにでて、すぐにみぎにまがってむきをにしにかえて、またすぐに相対ホームの新八日市(しんようかいち)にとうちゃく。なにが新八日市の意義なのかようわからん。

かた面ホームの太郎坊宮前(たろぼうぐうまえ)にとうちゃく。ええーっ!電車でこれるじゃん! さいしょに八日市でおりたときにえきまえの喫茶店にはいっただけど、ほこの美人店主のおすすめが太郎坊宮だって、電車じゃあいけんよってことだっただ。あとで地図でみてみると、このえきからでも太郎坊宮はじゅうぶんにとおくて、八日市のえきからあるいていくのとほとんどかわらん。やっぱりあるいていくしかなかっただ。

わがお~いおちゃ号は快調にすすむ。けっこうな速度感だ。いや、ただゆれとるだけかもしれんだけどね。左右は市街地から田園地帯へとかわっていく。

相対ホームの市辺(いちのべ)にとうちゃく。けっこうなんにんかのってくる。はんたいホームにもなんにんかまっとるじゃんかっておもったら、特急電車がはいってきた。あかね号ってかいてある。ちなみに、あとでしらべたら特急電車でもなんでもなく、お~いおちゃ号とおんなじふつう電車だった。でも、はながあっていいね。

2017.11.17 近江八幡 (3) 近江八幡いきふつう - 市辺(いちのべ) 1430-1000
(3) 近江八幡いきふつう - 市辺(いちのべ)(あかね号)

相対ホームの平田(ひらた)にとうちゃく。

平田をでて、わがお~いおちゃ号はひだりにやまをみながらすすむ。巡航速度は70キロ。この、たんぼのまんなかにぽこっぽこってやまがあるのが、近江平野に典型的なふうけいだ。

2017.11.17 近江八幡 (4) 近江八幡いきふつう - 平田-武佐間 1280-720
(4) 近江八幡いきふつう - 平田-武佐間

相対ホームの武佐(むさ)にとうちゃく。のりおりなし。いや、ほれにしても、いきちがいのできるえきばっかりだ。

2017.11.17 近江八幡 (5) 近江八幡いきふつう - 武佐(むさ) 800-450
(5) 近江八幡いきふつう - 武佐(むさ)

武佐をでて、むこうにビル群がみえてくる。

2017.11.17 近江八幡 (6) 近江八幡いきふつう - 武佐-近江八幡間 800-450
(6) 近江八幡いきふつう - 武佐-近江八幡間

さらにすすんで、ひだりにまがって東海道線と合流。

2017.11.17 近江八幡 (7) 近江八幡いきふつう - 武佐-近江八幡間 1280-720
(7) 近江八幡いきふつう - 武佐-近江八幡間

15時34分、終点の近江八幡にとうちゃく。八日市からここ近江八幡まで9.3km、19分、29.4km/h。

2017.11.17 近江八幡 (8) 近江八幡いきふつう - 近江八幡 1280-720
2017.11.17 近江八幡 (9) 近江八幡いきふつう - 近江八幡 1280-720
2017.11.17 近江八幡 (10) 近江八幡いきふつう - 近江八幡 800-490
2017.11.17 近江八幡 (12) 近江八幡 - 近江八幡いきふつう 1730-1060
(8)(9)(10) 近江八幡いきふつう - 近江八幡(12) 近江八幡 - 近江八幡いきふつう

かいさつをでて、こせんきょうをあがって、東海道線にのりかえる。ちなみに、そとにでるにもJRえきと共用のこせんきょうにあがらにゃいかんだけど、これは貴生川と同様だ。

2017.11.17 近江八幡 (13) 近江八幡 - かいさつ 1820-1020
(13) 近江八幡 - かいさつ

東海道線は4分おくれできた、近江八幡15時35分の米原いき新快速にのる。車両は12両編成。ほんとはこのあとの15時52分の米原いきふつうにのる予定だっただけど、ほいつは10分おくれだって、米原からのるこだま号にまにあわんじゃうとこだった。新快速ははやい。転換クロスシートにみをおいて、ちょこっとくつろいだとこでまあはい米原ひとつてまえの彦根(ひこね)だった。のること19分で米原にとうちゃく。って、お~いおちゃ号の八日市近江八幡間の所要時間とおんなじじゃん。里程(りてい)はほの3倍ある。すなわち新快速はお~いおちゃ号の3倍のはやさなだ。近江鉄道もがんばらにゃ!

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八日市線のひみつ〕
余談をひとつ。八日市線っていう路線名がふにおちんかった。近江鉄道本線八日市で分岐して近江八幡にいくだで、ほんとなら近江八幡線っていうとこだ。ところで、ヰキペディアをみて、わかった。さいしょは湖南鉄道っていう会社がひいた路線だっただ。近江鉄道とはべつの会社だ。以降、琵琶湖鉄道汽船に合併されたのちに、また、きりはなされて単独の八日市鉄道になる。中心となるひとたちが近江八幡のひとか八日市のひとかわからんけど、近江八幡のひとだったとしたら「八日市にいく線」っていう意味で、八日市のひとだったとしたら「おらが八日市の線」っていう意味で八日市線っていうなまえになっただ。

ほいで、えきの位置は近江八幡がわはいまとおんなじとこだって、八日市がわは近江鉄道のえきとはべつのとこ、すなわち新八日市のえきだったわけだ。新八日市の意義もこいでわかった。

時代はくだって1944年、近江鉄道八日市鉄道を合併。八日市線となる。なるほど。


(さんこう)