時速350キロ復活 - 中国高速鉄道ペキン-シャンハイ間

たつきまえのはなしになる。2017年9月22日、中国高速鉄道のうちのペキン-シャンハイ間で350キロ走行を復活した。ペキン-シャンハイ間を4時間半でいくっていう。里程1,318kmだで表定速度は292.9km/h。

中国高速鉄道時速350キロ復活(ちゅうにち - 2017.9.22)
△ 中国高速鉄道時速350キロ復活(ちゅうにち - 2017.9.22)
【上海=浅井正智さん】北京-上海間の高速鉄道で2017年9月21日、最高時速350キロの営業運転が始まった中国中央テレビは「中国は世界の高速鉄道で最速の営業運転をする国になった」と伝えた。共産党大会を控えたこの時期に「世界最速」を宣伝することで、国威発揚する政治目的もにじむ。
かつては北京-天津間などで350キロ運転をしていたが、2011年に浙江省温州市で40人が死亡した事故をきっかけに最高時速を300キロに落としていた。350キロは日本最速の東北新幹線はやぶさ」の320キロを上回り、北京-上海間をこれまでより20分短い4時間半で結ぶ。
使用車両は、すべて自主開発したという触れ込みの「復興号」。習近平(しゅうきんぺい)国家主席が掲げるうたいもんく「中華民族の偉大な復興」にちなんで命名された。

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ペキン-シャンハイ間の里程は、東京-鹿児島中央間の里程1,325.9kmに匹敵する。いまハイパーダイヤで検索してみると、のぞみとさくらののりつぎで6時間41分*1かかる。表定速度は198.4km/h。おおざっぱに中国の300キロにたいしてにほんは200キロでしかない。なんていうべきか。

京滬高速鉄道と 新幹線 東京-鹿児島中央間の 路線図 (あきひこ) 735-412
△ 京滬高速鉄道と 新幹線 東京-鹿児島中央間の 路線図 (あきひこ)

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(さんこう)

*1:【平日】 東京 10:30 → (のぞみ25号) → 13:17 新神戸 13:23 → (さくら557号) → 17:11 鹿児島中央