まえのブログ記事が前編で、こんかいが后編になる。后編は、名鉄電車をおりた堀田から地下鉄、リニモとのりついで杁ヶ池公園(いりがいけこうえん)までいく。
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地下鉄で堀田から藤が丘まで
堀田は高架の名鉄のえきのしたにある名鉄堀田名店街でカツカレーをくって、地下鉄のえきまであるく。名鉄のえきも地下鉄のえきもおんなじ堀田ってなまえだけど、ちょっとあるいていかにゃいかん。地下にもぐってかいさつをはいる。リニモへののりつぎえきである藤が丘までいかにゃいかん。堀田は名城線のえきで東山線の藤が丘にいくにはのりかえにゃいかんだけど、ちょっとかんがえてひだりまわり電車にのる。本山でのりかえるだ。みぎまわり電車にのって栄でのりかえもできるけど、本山でのりかえるほうがちかみちだ。13時52分のひだりまわり電車がやってきて、これにのる。ナゴヤドーム前矢田をからひだりまわりに1周してナゴヤドーム前矢田にもどるやつだ。みぎまわり電車も始発と終点がおんなじナゴヤドーム前矢田で、いきさきの駅名じゃあどっちいきの電車かわからんくて、ひだりまわりだのみぎまわりだのとややこしい列車名になっとる。ちなみに、金山や栄にいくのはみぎまわりだ。
妙音通(みょうおんどおり)、新瑞橋(あらたまばし)、瑞穂運動場東、総合リハビリセンター、八事(やごと)、八事日赤、名古屋大学と電車は郊外方面にすすんでいく。進行方向はひがしむきからゆるやかにきたむきにかわる。14時8分、本山にとうちゃく。しましきホームのいちばんきたがわの階段をあがっていくと東山線にのりかえれるだけど、栄、名古屋方面があがったとこから水平にまっすぐいったとこにほのままホームがあるのにたいして、藤が丘方面はあがったとこからさらに階段をのぼりおりしたむこうがわにホームがある。かたちはこせんきょうじゃないけど、要は2本の線路をこせんきょうでこえたかたちだ。名城線のえきを東山線のえきのましたにもってこや、まっとみじかい動線でののりかえができたじゃないのかな。ほれとも、混雑時にホームにのりかえきゃくがあふれかえることを心配して、わざとこういうふうにしたのか。
東山線のえきはホームドアがついとる。無骨だけど安全度はたかまる。本山14時12分の藤が丘いきにのる。
電車は3駅すぎた上社(かみやしろ)から地上にあがって、高架をいく。やっぱりけしきのみえん鉄道ってのはおもしろくなくて、こっからの高架区間がすくいだ。
本郷(ほんごう)をでると電車はひだりにまがって、進行方向をひがしむきからきたむきにかえる。14時24分、はんたい電車とすれちがって藤が丘にとうちゃく。おくのひきあげ線から栄、名古屋方面の電車がはいってくる。東山線はこんなひるまでも5分おきに電車がでとるだ。
(40) 藤が丘いき - 本郷-藤が丘間、(41)、(42) 藤が丘、(43) 藤が丘 - 藤が丘いき
リニモで藤が丘から杁ヶ池公園まで
藤が丘は地下鉄の地上ホームからリニモの地下ホームへ大移動。ホームは1面2線のしましきホームで、電車が進行する方向にさきぼそりになっとるっていうかわったかたちの三角ホームだ。磁気浮上式鉄道の線路はほんなにかんたんにくにゃくにゃまげれんくて、ぴんってはの字にひらいとるでこんなかたちのホームになっとるだ。
車両は3両。車内、シート配列はふたりづつがむかいあわせになるボックスシート。無人運転席のうしろ、ひだりがわに2席だけかぶりつき席があるけど、先着あり。室内のたかさをおさえてあるでか、あみだなはなし。
14時35分、藤が丘をしゅっぱつ。
ほとんどの区間、県道のうえの高架をいくリニモだけど、さいしょだけは地下区間をいく。いや、けっこう地下区間がながい。はじめははんたい線もみえとったもんが、とちゅうから単線トンネルになる。
(47)、(48) 八草いき - 藤が丘 - はなみずき通間
のぼりざかのむこうに、でぐちがみえた。
のぼりざかのまま地上にでたとこで、相対式ホームのはなみずき通(はなみずきどおり)のえきにつく。
はなみずき通をでるとすぐに、電車はぐいーんってみぎにまがりながら高架をあがっていく。
進行方向がきたむきにかわって直線になっても、まんださかみちをあがっていく。
こんどはひだり曲線をぐいーんってまがっていく。2005年の愛・地球博にあわせて建設されたリニモ。「未来感」をだすことも目的のひとつだったらしいだけど、じゅうぶんに未来鉄道だ。
進行方向をひがしむきにかえると、ほっからは県道6号力石名古屋線(ちからいしなごやせん)のうえになる。ひだりにアピタ長久手店(ながくててん)がみえる。ほのまえにあるのが杁ヶ池公園(いりがいけこうえん)のえきだ。
14時40分、しましきホームの杁ヶ池公園につく。藤が丘からここ杁ヶ池公園まで2.3km、5分、27.6km/h。この27.6キロっていう表定速度のおそさは未来鉄道としてどうか。
ホームにおりると、っていうかホームドアもふくめてまるごとおおわれとるかたちのホームだではいるっていうべきか、ちょうどはんたいの藤が丘いきの電車もはいってくる。
のってきた電車がでていくのをみおくる。うしろすがたはやっぱり未来鉄道だ。
ホーム階からひとつしたの階にあるかいさつをでて、えき直結のアピタ長久手店にはいる。めあてのみせははなごよみ。コーヒーはまんじゅうつきで、たばこもすえる。くつろぎのひとときをすごす。
(61) 杁ヶ池公園 - アピタ長久手店連絡通路、(62) はなごよみ - コーヒー
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- 乗車記録 - 2018年3月12日、げつようび、平日
感想
地下鉄もリニモも表定速度は時速30キロ前后。都心から郊外にむかう幹線鉄道として、これはちょっとおそすぎるじゃないか。リニモに未来感をかんじこそするもんの、もやもやとした不満はいままでどおりだ。
(さんこう)
- 古井から堀田まで - 2018年3月12日 - あきひこゆめてつどう|2018/03/12
- ちょっとおそいひるになったけど、高架したの名鉄堀田名店街にみつけた大衆食堂でカツカレーをたべて、地下鉄堀田駅にむかう。
- 空中をいくリニモ - あきひこゆめてつどう|2018/01/22
- 西三河の鉄道のうつりかわり22回め=リニモの開業 - あきひこゆめてつどう|2017/09/22
- 2005年3月むいか、豊田市西北端の八草(やくさ)から名古屋市東端の藤が丘(ふじがおか)までのあいだで、磁気浮上式鉄道であるリニモが開業。八草は愛知環状鉄道の中間駅で、藤が丘は地下鉄東山線の終点。とちゅう区間は陶磁資料館南が豊田市内になるほかはすべて長久手(ながくて)市内で、鉄道布設の目的も2005年3月25日から2005年9月25日まで開催された「愛・地球博」長久手会場への観客輸送だった。
- 西三河区域内になるふたつのえきについては、八草は八草町の中心からはなれとって、陶磁資料館南はまわりがもりであり、こっからのりおりするひとはきわめてすくないって推測する。西三河にとってのリニモの意義は、愛知環状鉄道からののりつぎにはなるけど、ひとつは、豊田から名古屋にいく経路として名鉄豊田線以外のまあひとつの経路ができたことと、まあひとつは、西三河各地から長久手市内に多数ある大学への通学経路ができたことか。さらに、さいきんではアピタ、イオンモール、イケアと、予定のもんもふくめて、リニモ各駅に直結のおおがた商業施設もできてきとる。これらへのあしにもなるか。
- 愛知高速交通東部丘陵線 - Wikipedia
- 東部丘陵線は、愛知県名古屋市名東区の藤が丘駅から愛知県豊田市の八草駅までを結ぶ、愛知高速交通の磁気浮上式鉄道路線。愛称は「リニモ (Linimo)」。
- 常電導吸引型 (HSST) による、日本初の磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)の常設実用路線。
- 軌道法に基づく軌道として特許され、2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)の未来感と会場アクセスの目的を兼ねて建設された。万博閉幕后は名古屋市営地下鉄東山線や愛知環状鉄道線と連絡し、名古屋市内と東部丘陵地域を結び、これまで鉄道空白地帯だった長久手町(現在の長久手市)に鉄道が通るようになった。
- 路線はおおむね愛知県道6号力石名古屋線に沿って建設され、藤が丘駅からはなみずき通駅ホーム半ばまでの区間は地下線、はなみずき通駅付近で地表へ上り、以東の八草駅までの区間は高架線となっている。
- 「リニモ」ではATOによる無人自動運転を採用している。