常磐線、全線復旧! - 2020年3月じゅうよっか、富岡-浪江間の運行再開で

常磐線運行再開図 - 2020.3.14(あきひこ) 440-730

2020年3月じゅうよっか、常磐線(じょうばんせん)が全線復旧する。このひ、さいごまでとりのこされとった富岡(とみおか)-浪江(なみえ)間20.8キロが運行を再開して、東京からいわきをへて仙台にいたる全線367.1キロがつながるだ。とりわけ復旧がおくれたのがいわきから仙台までの151.9キロで、みなみはいわきから順次運行を再開して2017年10月21日までに富岡まで、きたは仙台から順次運行を再開して2017年4月ついたちまでに浪江まで復旧しとっただけど、ついに福島第1原発を沿線にもつ富岡-浪江間も運行を再開する。

ほれと、特急ひたちが常磐線全線で運行を再開するのもうれしい。震災まえには、いわきをさかいに分割運行となる予定だった特急ひたちが、東京からいわきをへて仙台までのとおしで運行するだ。

常磐線、おめでとう!

2020.3.9 ちゅうにち「常磐線 2020.3.14 全線再開」 855-930
東日本大震災9年】
常磐線、2020年3月14日に全線再開 - 東北、9年ぶり不通解消
東日本大震災東京電力福島第1原発事故のえいきょうで不通がつづくJR常磐線富岡(とみおか)-浪江(なみえ)間の20.8キロで2020年3月14日に9年ぶりに運行が再開し、全線復旧となる。震災で被災した東北地方のすべての鉄道で不通区間が解消する。
福島県沿岸部の原発事故被災地で交通の利便性がたかまる。訪問者の増加や地域活性化が期待されるが、この地域は多くの人が車で移動する車社会で影響は限定的だとの見方もある。
国土交通省によると、震災からの復旧に1年以上かかった鉄道はJRや私鉄の9路線。いったん復旧したが昨年2019年10月の台風19号で再び被災した三陸鉄道リアス線をのぞき、常磐線の富岡-浪江間だけが不通だった。
再開后は東京と仙台をむすぶ特急列車も1日6本(※ 3往復)運行される。富岡-浪江間は福島第1原発が立地する双葉町(ふたばまち)と大熊町(おおくままち)のほか、富岡町(とみおかまち)が含まれる。震災前のこの3町の人口は計3万4千人だったが、2020年3月1日現在で実際に居住するのは1,943人にとどまる。


(さんこう)