まえに、いさきいりひこのみこのはかをおまいりしてきたとこだけど、こんどはほのはかにつながる参道を発見した。まあ、参道ってってもとくべつに参拝者専用の参道があるわけじゃなくて、生活道路を参道に位置づけとるってかたちだ。はかは和志山(わしやま)のもりのてっぺんにあって、あがりぐちが西南のふもとにあるだけど、参道はきたがわからにしまわりにまわって、あがりぐちまで。起点は、名鉄名古屋本線宇頭駅(うとうえき)から和志取神社につながる、西本郷のめぬきどおりの十字路。かどに中山商店のあるとこだ。
起点からほんのちょこっとすすんだひだりがわにいしぶみ。おもてに「五十狭城入彦皇子墓参道(いさきいりひこのみこのはかさんどう)」、うらに「1941年6月15日|土屋貞良、杉浦与四郎、稲垣吉太郎|建之」ってかいてある。この1941年ってのが、ここが正式にいさきいりひこのみこのはかってきまったときだ。じもとのひとたちがよろこんで、このいしぶみをたてたにちがいない。
〔2020年5月はつか訪問〕
(さんこう)