とりいをくぐって、正面に拝殿。つまいり銅板ぶきふきはなちの拝殿。
ふきはなちの、ちからづよいおおきな空間にめをうばわれる。
拝殿のみぎがわに太鼓楼。かわらぶきいりもやづくりの太鼓楼。
いっしゅん鐘楼かっておもうけど太鼓楼。
拝殿からつづいて四方殿。つまいり銅板ぶきふきはなちの四方殿。
四方殿からちょこっとはなれてむこうになか門。ひらいり銅板ぶき唐破風(からはふ)つきのなか門。おまいりするのはこのなか門からで、ほっからおくに本殿がある。
本殿のうしろは猿投山。さらにうしろに木曽山脈につづく。
〔2021年2月27日訪問〕
(さんこう)
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- 所在地:愛知県豊田市猿投町大城5
- みち案内:豊田藤岡ICから車で5分
- 境内の入口には総門が建っております。
- こちらは三の鳥居。金属製の神明鳥居です。総門からここまで100メートル弱くらいあり、この鳥居をくぐると社叢がひらけてようやく猿投神社の主要な社殿が現れます。
- 猿投神社の境内の中央には妻入の社殿が鎮座しています。こちらは神楽殿ではなく拝殿。拝殿は銅板葺の切妻(妻入)で、正面3間・側面5間。壁はなく、全方向が吹き放ち。
- 拝殿の后方には、拝殿とよく似たシルエットの屋根を持つ社殿があります。こちらは四方殿というようです。四方殿は銅板葺の切妻(妻入)。正面1間・側面1間。柱は角柱で、わずかに転びがついています。
- 拝殿の右隣は、桟瓦葺(さんがわらぶき)の入母屋の太鼓楼。文字どおり太鼓が置かれております。
- 四方殿の后方にある社殿は中門と言うようです。礼拝は拝殿ではなく、この中門の前で行います。中門は銅板葺の切妻(平入)、正面に軒唐破風(のきからはふ)。おそらく四脚門(よつあしもん)です。
- ここまで見どころの多い個性的な社殿が連続したので本殿にも期待がかかるところですが、猿投神社の本殿はあまり見どころないというか、下の写真のように屋根だけを遠目に眺めることしかできません。写真中央の左奥にわずかに見えるのが本殿で、本殿は銅板葺の神明造。おそらく三間社です。
- 猿投山 - さなげやま:標高629m-東海・北陸・近畿:瀬戸市東方 - Yamakei Online / 山と溪谷社
- 晴れた日に名古屋市の東北に望まれる山々が、豊田市と瀬戸市の境にある猿投山である。木曽山脈の南端に位置する黒雲母花崗岩の山で、愛知高原国定公園に含まれる。山腹には国の天然記念物に指定されとる球状花崗岩があり、断面が菊の花のように美しい紋様を見せることから菊石とも呼ばれとる。また花崗岩が風化した「さば土」は陶土に適しとる。
- 山名の由来は景行天皇が伊勢行幸の折、かわいがっとった猿のいたずらに業を煮やし、海に捨ててしまった。その猿が住むようになったことによるという。
- 古くから信仰の山として登られ、山麓に三河国三ノ宮の猿投神社があるほか、原生林に覆われた中腹には東ノ宮と西ノ宮がある。
- 登山道は東海自然歩道が猿投神社から山頂を経由して瀬戸市側の雲興寺へ通じとる。