2021年4月26日、豊田は足助(あすけ)のおくにある大鷲院(だいじゅういん)っていうおてらをたずねた。
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岡崎から足助街道、飯田街道ってとおって、大鷲院にとうちゃく。飯田街道のすぐひだりだ。いしづくりの門柱からおくに築堤がのびていって、やますそに2階だてのりっぱな山門がみえる。2年まえバスでここをとおったときにみて、おもむきのあるおてらだなあっておもった、ほのけしきだ。
門柱わきの由緒がきをよんでみる。「当初天台宗の古刹だったけど、1500年代に曹洞宗に改宗。1593年5月、やまくずれのため諸堂壊滅し断絶。1602年2月、再興」。
築堤をおくにのぼりざかにすすんでいく。
山門のしたまでいって、あらためてみあげる。1階ののきした中央にでっかく「正法(しょうぼう)」の額。
山門うらの説明がきをよんでみる。「山門は1873年完成。総けやきづくり。『正法』の額は、維新の元勲山岡鉄舟ががいた。おおいしがきは、1816年の大飢饉のとき、難民救済の目的で築造された」。
山門からおくは未知の世界。いしだんをまっすぐにあがっていく。
とちゅうでひだりにおれて、ゆるいさかみちにかわる。
いしだんからゆるいさかみちってつづく参道の左右ところどころに標語のいしぶみ。ほのひとつに「あったかいこころから愛のことばがわきいづる」。ほういうひとになれたらすてきだな。
さて、参道がみぎにおれるとこで、めのまえにおおいしがき。まうえにみあげるいしがきのうえに、どんなおおきなおしろがあるのか。
参道わきのおおいしがきの由来をよんでみる。「1816年、この地方に大暴風雨がきて、農作物は全滅、餓死するひとがでるほどの大飢饉となる。14世の大運夷船和尚は、この惨状をみるにしのびず、決壊した参道の修理とおおいしがきの築造をして、ひとびとを救済することを決意。おてらの保有米を放出、檀家信者の有力者からこめの寄進をうけて、人夫賃をこめで支給。4,300余人がすくわれた。石工のおやかたは、線香でまくらを自由自在にいごかせるようにするっていうようなことまでして、てこの原理をきわめて、おおいしがきの築造をなしとげた」。
おおいしがきをひだりにそって、さかみちをあがっていく。
おおいしがきのきれめに、うえにあがっていくいしだん。
いしだんをあがりきったすぐめのまえにおてらの本堂。おおいしがきのうえのしきちはせばくて、本堂のまえの空間もほとんどない。なかにはいって、おまいり。
本堂わきにたつ足助町文化財保護委員会の説明がきをよんでみる。「本堂は元禄年間1688年から1703年までの再建」。
おおいしがきのがけしたにおちそうなとこに、手水舎と地蔵さん。新緑のきぎにもかこまれて、いいふぜいだ。
本堂ひだりてまえにかねつきどう。
本堂すぐひだりに黙座堂。そとかべに黙座のすすめ。「すべてがはげしくうつりかわる現代。日常生活も繁多なもんになって、いきとることの意味さえみうしなわれようとしとる。こんなときにこそ、姿勢をただして、呼吸をととのえて、しずかにすわって、自分自身をみつめることがたいせつじゃないか」。
なかにはいって、我流で黙座。かべに、「姿勢をただし、いきをととのえてしずかにすわれば、こころの不安をのぞき、あかるくつよくいきるほんとの自分を発見する」のおしえ。
黙座をおえて、大鷲院をあとにする。
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(さんこう)
- 黙座のすすめ - 大鷲院 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2021/05/02
- 大鷲院うらやまの保健保安林かんばん - おぼえがき(ゆめてつどう)|2021/05/02
- 大鷲院おおいしがきの由来 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2021/05/02
- 大鷲院まで - 2021年4月26日 - おぼえ (あきひこ ゆめてつどう)|2021/05/02 〔※ 限定公開〕
- 2021年4月26日げつようび。8時42分、ふるいのわがやをしゅっぱつ。
- 10時12分、大鷲院(だいじゅういん)にとうちゃく。
- 大鷲院(だいじゅういん)の由緒がきと説明がき - おぼえがき(ゆめてつどう)|2021/04/26
- ただならぬ気配をかんじて、いってみた。|iwase.akihiko|インスタグラム|2021年4月26日
- ぐぅわーっ! これがやまでらのいしがきって、おどろきもものきだ。|iwase.akihiko|インスタグラム|2021年4月26日
- 新緑にたたずむ手水舎(ちょうずしゃ)の地蔵さん。|iwase.akihiko|インスタグラム|2021年4月26日
- あったかいこころから愛のことばがわきいづる|iwase.akihiko|インスタグラム|2021年4月26日
- 豊田は大鷲院(だいじゅういん)の黙坐堂で、作法もわからんまま瞑想してみた。|iwase.akihiko|インスタグラム|2021年4月26日
- 新盛小学校西交差点をいくおいでんバス足助病院いきバス
- 路線バスのたび - 足助え、稲武え - あきひこゆめてつどう|2019/01/07
- きょう2019年1月なのかは、東岡崎(ひがしおかざき)から足助(あすけ)まで、足助から稲武(いなぶ)までって、路線バスをのりつぐたびをしてきた。
- 八桑(やくわ)バス停でひだりにおもむきのあるおてら。みちにちかいとこにかんばんがたっとって、大鷲院ってかいてある。
- 大鷲院|【公式】愛知県豊田市の観光サイト「ツーリズムとよた」
- なまえ:大鷲院(だいじゅういん)
- 所在地:豊田市(とよだし)新盛町(しんもりちょう)森下(もりした)22
- 大鷲院からかえる - 2021年4月26日 - おぼえ (あきひこ ゆめてつどう)|2021/05/03 〔ついか〕〔※ 限定公開〕
- 黙座をおえて、大鷲院からかえる。
- 飯田街道を足助にむかっていくとこで、おいでんバスのどんぐりの湯前いきバスとすれちがい。稲武までいくバスだ。
- 今朝平橋をわたって、足助川南岸をにしにいく。
- 梶平交差点を右折。足助のまちなみにはいっていって、足助川をわたる。
- 足助川北岸のとおりをひがしにいって、またにしにもどる。
- 参州楼でひるごはん。みそとんかつ定食を注文。ごちそうさまでした。とりわけ、サラダのうまかったこと。
- 白久商店で週刊ポストをかう。そとに雑誌がならべてあるだけど、ほのならべかたのおもしろいこと。本の種類ごとにおおきな状さしにはいっとって、ほの状さしが上下に5段はしごにしてあって、さらにほのはしごがよこにむっつならんどる。また白久(はっきゅう)をラテン文字であらわすのに、HACQUE ってかいてあるのもおちゃめだ。
- 足助から足助街道をもどって、岡崎は信濃門をとおる。足助街道は飯田街道につながって信濃のくににつながる。
- 六ツ美をとおっていくとこで、赤渋口バス停に停車する東岡崎いきバスとすれちがい。
- 美矢井橋をわたって、ふるいにもどる。