きょう2021年12月30日、あんじょうのまちなかに受頭院(じゅとういん)っておてらを発見した。
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アンフォーレのへんからえきにしどおりをみなみにいったとこで、つきあたりのむこうによせむねづくりの木造たてもんがみえる。こんなとこに由緒あるたてもんがあったのか。一帯は区画整理事業の最中で、このえきにしどおりもまっとみなみにのびていくだけど、ほの延長線上にあるこのたてもんもこれから移転せにゃいかんって状況だ。
つきあたりからさらにみなみにはいっていってみると、ほれはおてらだった。おてらのうらがわが、とおめからみえとっただ。
おもてにまわって、おてらのなまえが浄土宗受頭院(じゅとういん)であることをかくにん。かわらぶき、よせむね、つまいり、向拝つきの本堂で、向拝のみぎのはしらのうらで、おばあさんが階段にこしかけてねこのせわをしとる。おばあさんに会釈して、本堂におまいり。
まあいっかいうらがわにまわってみて、このたてもんが、とおめからすぐにおてらだってことがわからんかった理由がわかった。おてらならながくひさしがでとるはずが、本堂うらがわの部分で、ほのひさしのしたをおくりとしてつかっちゃっとるだ。おかげでぜんぜんひさしがでとらんくて、おてらにみえんかったってわけだ。
えきにしどおりが全通したとき、このおてらがどんなふうにかわっとるかな。
(さんこう)