復元されたばっかりのもとじゅくむらやくば(本宿村役場)をみてきた。2階だてかわらぶきよせむねづくり、しろいいたかべのすっきりした洋館だ。南北道路にたいしてひがしむきにたっとる。
門柱みぎがわに「旧本宿村役場」のきふだ。
背面。
きりつまやねのつまいり玄関からなかにはいっていく。
たてもんにはいってすぐにうけつけまどぐち。
うけつけまどぐちのおくが事務室。いたばりのゆか。
事務室に隣接して村長室。村長の職員のきょりはきわめてちかい。
おりかえしかいだんで2階にあがっていく。
2階大会議室。
2階小会議室。
初代むらやくばは個人宅で、2代めむらやくばはおてらを改築してつかっとったもん。ほいで、1928年に3代めむらやくばとしてこの2階だて洋館ができた。もとじゅくのまちは、きたから名古屋本線、国道1号線、東海道って3本の動脈が東西に平行してはしっとるだけど、この3代めやくばは、国道1号線と東海道をむすぶみじかい南北道路の中間にある。経度位置は名古屋本線もとじゅくえきのとこで、南北道路がみなみにつきあたるとこにはもとじゅくむら道路元標がある。もとじゅくえきができたのが1926年だで、ほの2年あとにこの西洋風のむらやくばができたわけだ。近代のよあけだった。
〔2022年4月26日訪問〕
(さんこう)
- 14年まえに解体の旧本宿村役場が復活 - 岡崎、むかしのいぶきつたえる資料館に(鈴木渉太さん)|中日新聞|2022年4月14日05時00分
- 1928年にでき、14年前に下水道工事に伴い解体された、岡崎市本宿町の旧本宿村役場が2022年4月13日、周辺の歴史や文化財などを紹介する資料館として復活した。地元学区を中心に地域を代表する文化的な「遺産」として復元を求める声が高まり、岡崎市が2020年から整備を進めとった。
- 木造2階建て、延べ264平方メートル、屋根は寄せ棟造りで桟瓦ぶき。外壁は白色の板材で覆われている。1階は村長室や応接室などがあり、事務室横にはおよそ6メートルの木製カウンターを当時のまま残した。設計者らの名前が記された棟札、歴代村長や周囲の文化財を紹介するパネル、かつて発行された広報誌も展示しとる。2階は、議場などに使われとったスペースを会議室に改修した。資料館は本宿学区の住民が中心となって運営する。
- 開館記念の式典で、中根康浩岡崎市長は「(岡崎市の)東の玄関になるのが本宿。地元の熱意が復元につながった」とあいさつ。本宿学区総代会長の中島隆則さん(69)=本宿町=は「趣のある立派な建物になった。来年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の放映もあるので、この地を訪れる人が増え、地元の人たちにも親しみを持ってもらえる場所になってほしい」と期待した。
- 資料館は1955年に本宿村が岡崎市に編入されるまで役場庁舎として使われた。住民が長年管理し、2008年に解体されたが、2017年に岡崎市の歴史的風致形成建造物に指定されたことを受けて、復元作業が始まった。総工費は2億円。
- 柱や板材、ガラス、机などは岡崎市内の小学校の空き教室などで保管しとったため、部材の多くを再利用した。岡崎市教育委員会社会教育課文化財係の岡山幸男係長(43)は「大切に守っていきたいという地域の人たちの強い思いが復元につながった。今后、よりよい形で活用されていくと思う」と話した。
- 開館は午前9時から午后4時で、原則月曜休み。入館無料。(問)岡崎市教育委員会社会教育課=0564-23-6177
- もとじゅくのたび - 2021年2月16日 - あきひこゆめてつどう|2021/03/12