2022年7月ようか、きんようび、平日。京都がわから大津がわにひえいざんごえをしてきたた。京都がわ、八瀬(やせ)まで電車でいって、ほっからケーブルカーやロープヱーをつかってひえいざんごえ。おりた大津がわ、坂本から京阪電車で浜大津までいって、大津港をみたりしてかえってきた。
(名鉄)→(新幹線)→(京都から地下鉄とあるき)→(えいざん電車)→(えいざんケーブル)→ (えいざんロープヱー)→(バス)→(坂本ケーブル)→(まあいっかいバス)→ (京阪石山坂本線で浜大津まで)→(大津港)→(京阪京津線と地下鉄東西線、烏丸線で京都まで)→ (かえり) |
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(名鉄)
ふるい6時30分、しんあんじょういきふつうのあっかい電車にのる。たちきゃく8わり。
みなみあんじょうで、乗客ののっとらんしろおび電車といきちがい。
6時38分、しんあんじょうは1番のりばにとうちゃく。
橋上コンコースをのぼりおりして、4番のりばに移動。しんあんじょう6時41分、岐阜いき特急のこおろぎ特急にのる。座席は、しんがりから2両めの特別車2号車7B。みぎ通路がわはしらかげ。きのうのばんメネットしてとった席で、通路がわしかあいとらんかっただけど、7Aはあいとる。
知立に停車。7Aにふとったつとめにんのおとこのひとがのってくる。
中京競馬場前をすぎたとこで、急制動。けっこうどん!ってくる。3分してさいしゅっぱつ。
またすぐに急制動。車内放送で「周囲の電車から危険をしらせる信号を受信したため」って説明。1分してさいさいしゅっぱつ。
急病人対応するとのことで、高架の鳴海に臨時停車。鉄道員さんがのりばをいきき。2分してしゅっぱつ。車内放送で「9分おくれの運行になった。神宮前で新鵜沼いき特急との接続はできんくなった」って説明。いろんなことがおこるな。ところで、自動放送で「つぎは金山」っていっとるけど。
神宮前に停車。とまるじゃん。急制動2回と臨時停車で自動放送も変調をきたしたか。
金山停車のつぎ、トンネルにもぐって名古屋にとうちゃく。定刻の7時7分から8分おくれ。
(新幹線)
地上にあがって、新幹線にのりかえ。ひろこうじぐちかいさつはまんだまどぐちがあいとらんくて、自動券売機で京都までのきっぷをかう。5,700円。
のりばにあがって、名古屋7時25分の広島いきひかり号にのる。座席は、指定席7号車6E。みぎ2席まどがわ。
とりあえずいっぷくしたくて、6号車まえの喫煙室にいくも閉鎖。延々3号車まえの喫煙室まで移動。いっぷくしとるとこで、岐阜羽島を通過。
席にもどって、みぎ車窓、きりにけぶる伊吹山。
うりこのおねえさんがまわってきて、コーヒーをかう。のぞみ号ならではだ。
野洲川をわたる。みぎ車窓かわしも。
7時59分、京都にとうちゃく。
(京都から地下鉄とあるき)
地下鉄烏丸線(からすません)にのりかえ。京都8時6分の国際会館いきふつうにのる。電車は、みどりいろの線のはいったはいいろのアルミっぽい電車。のったのは車両番号1120のしんがりの車両で、たちきゃく10わりだけど、優先席にあいとった1席にすわっていく。ところでいっつもおもうだけど、のりばの発車案内板に時刻がないのがふしぎだ。へたに時刻が表示してあると、かけこみ乗車のもとになるってことか。
きたにすすんで、五条に停車。四条に停車。地下鉄東西線とまじわる烏丸御池(からすまおいけ)に停車。ここでちょこっと時間調整。丸太町(まるたまち)に停車。京都府庁もよりえきとのこと。しゅっぱつする時点で、たちきゃく4わりにへっとる。
8時16分、今出川(いまでがわ)にとうちゃく。
地上にでて、今出川どおりをひがしにあるく。えいざん電車の起点、出町柳(でまちやなぎ)までは徒歩連絡になる。えいざん電車も、ほれにつながる京阪電車も、京都駅からはちょくせつつながっとらんだ。
ひだりはずーっと同志社大学の構内。みぎはずーっと京都御苑(きょうとぎょえん)のしきち。とおりはくるまどおりだけど、歩行者や自転車もいっぱいいきかっとって活気がある。
ひだりに同志社女子大学の門。
左右、同志社大学の構内も京都御苑のしきちもつきて、ふつうのまちなみにかわって、寺町どおりをよこぎる。みなみに本能寺につながる寺町どおりだ。
この交差点の東北かどに大原口みちしるべ。
出町柳がちかづくにつれて、どんどんひとがあるいてくる。みんな同志社大学や同志社女子大学の学生か。
川原町今出川交差点を直進。
鴨川(かもがわ)にかかる加茂大橋(かもおおはし)をわたる。
ひだり、かわかみで鴨川がふたまたにわかれる。ひだりが賀茂川(かもがわ)で、みぎが高野川(たかのがわ)。いや、おんなじかもがわに、かきかたのちがいで鴨川と賀茂川があるってしらんかったわ。まぎらわしいことはやめてほしい。ふたまたのすぐかみで、東西のとおりがふたつのかわをくしざしにしていっとる。賀茂川にかかるはしが出町橋で、高野川にかかるのが河合橋。
(えいざん電車)
加茂大橋ひがしづめからかわばたどおりをきたにあるいて、河合橋ひがしづめの交差点東北かど、えいざん電車出町柳のえきにとうちゃく。
かいさつをはいって、ひだり1番のりばにとまっとるのが、これからのるえいざん本線やせひえいざんぐちいきふつう。車両番号721の1両編成で、座席はベンチシート。
みぎのしましきのりば2、3番のりばにとまっとるのは、2両編成の鞍馬線鞍馬いきふつう。本線の電車が1両編成なのに、支線の鞍馬線にはいっていく電車は2両編成だ。
やせひえいざんぐちいきふつうにのりこんで、8時54分、出町柳をしゅっぱつ。車内、たちきゃく8わりのこみよう。
すぐに、修学院(しゅうがくいん)の方向幕をだした1両編成の電車とすれちがい。おりかえし修学院いきふつうになるえいざん本線の電車か。
ふみきりのてまえ、元田中(もとたなか)に停車。はんたいのりばは、ふみきりをすぎたみぎがわ。
茶山(ちゃやま)に停車。のっとったわっかい男女がほとんどおりて、車内はがらがらになる。
一乗寺(いちじょうじ)に停車。
1両編成ふかみどりいろのえいざん本線出町柳いきふつうとすれちがい。「731ノスタルジック」って円板がでとる。わが721号とおんなじ700系電車だけど、復刻塗装がしてあるだ。しぶいな。
修学院(しゅうがくいん)に停車。みぎに車庫。ここに車庫があるで、修学院どまりの電車があるだ。
分岐を直進。直進がえいざん本線で、ひだりが鞍馬線だ。
分岐を直進して、すぐに宝ケ池(たからがいけ)に停車。むかいの鞍馬線のりばに、2両編成だいだいいろの鞍馬線出町柳いきふつうが停車中。まどをおおきくとった観光客むけ電車で、遠足の保育園児らがおりたとこだ。
みぎにゆみなりながら、三宅八幡(みやけはちまん)に停車。のりばうわやがしゅぬりになっとるのは、えきのなまえになっとる神社にちなんでのことか。
ひえいとすれちがい。この、かおにきんいろのちのわくぐりをつけた、よこのまどがまるまどになっとる、ふかみどりいろの電車が、えいざん電車のかんばん電車だ。
9時8分、終点、やせひえいざんぐちにとうちゃく。
かいさつをでて、ケーブル八瀬駅(けーぶるやせえき)にむかう。
案内かんばんにしたがってすすんで、高野川(たかのがわ)にかかるきばしをわたる。起点の出町柳からここやせひえいざんぐちまで、高野川にそってきとっただ。いや、ほれにしても、あのにぎやかな出町柳から一転してしずかなやまあいまできたもんだ。
(えいざんケーブル)
すぐにケーブル八瀬(けーぶるやせ)のえきにとうちゃく。発車時刻は、9時ちょうどの始発から毎時00分と30分で、つぎは9時30分。
駅舎のかべにあった地図をかくにん。こっからケーブルカーとロープヱーだひえいざんの山頂までいって、ほっからケーブルカーでむこうにおりる。こうやってひえいざんをこえていけるだ。自動券売機で、ケーブルカーとロープヱーとおしで山頂までいくきっぷをかう。900円。
発車5分まえ。かいさつをはいって、ケーブルカーをみる。ひしがたの電車、おもしろいな。ふかみどりいろときんいろの車体は、えいざん電車のひえいとおんなじ配色だ。
車内はかいだんに座席が配置。
かぶりつきを確保。
しゅっぱつ。乗客9人をのせたケーブルカーが急斜面をあがっていく。レールにのっとる車体をケーブルがひっぱりあげていってくれる。
ひだりからまあひとつの線が合流してくる。保線車両用の線か。
やまの斜面をどんどんあがっていく。
うえからはんたい電車がやってきて、いきちがい。
ケーブルが2本にふえて、こけむす線路をまたあがっていく。
こだちのおくに終点がみえた。
終点、ケーブルひえいのえき。
でっかい滑車のまえで停止。ケーブルカーをおりる。
(えいざんロープヱー)
つぎはえいざんロープヱー。ケーブルひえいのえきからロープひえいのえきに移動。
かいさつをはいって、カーゴにのりこむ。車体はやっぱりふかみどりいろときんいろ。
乗客8人をのせて、しゅっぱつ。ロープにぶらさがって、やまをあがっていく。ところで9人だったはずだけど、ひとりはどっかにいったみたいだ。
ふりかえって下界をみおろす。いや、きりがふかくてほとんどみえん。
はんたいカーゴとすれちがい。
ひえいさんちょうにとうちゃく。
カーゴをおりて、きりにかすむ京都のまちをみおろす。
つぎはバスだ。バス停までちょこっとあるいていく。
(バス)
ひえいさんちょうバス停にとうちゃく。10時ちょうどの横川(よかわ)いきバスにのる。バスは江若交通(こうじゃくこうつう)のバスで、車体はあおいろときんいろ。えいざん電車ひえいやえいざんケーブル、えいざんロープヱーの車両と色調のにた外観になっとる。江若交通は、むかし浜大津(はまおおつ)から今津(いまづ)まで鉄道をはしらせとった会社で、いまはバス会社になっとる。マナカがつかえてびっくり。
のることひと区間で東塔バス停にとうちゃく。10時5分。
つぎは坂本ケーブル。ケーブル延暦寺のえきにむかってあるきかけたとこで、ごーん! てらのかねがなる。
とちゅう、ひだりしたに琵琶湖がみえてくる。
(坂本ケーブル)
ケーブル延暦寺のえきにとうちゃく。駅舎は、ベージュいろの2階だての洋館。なんちゅうりっぱな駅舎だ。
標高654メートルのえき展望台から琵琶湖をのぞむ。
自動券売機で、したまで870円のきっぷをかう。しゅっぱつ時刻は10時30分。
展望テラスから大津のほうをのぞむ。
かいさつをはいって、ケーブルカー。ケーブルひえいのより、こっちの坂本ケーブルのが車体がおおきいな。外観はみどりいろとしゅいろの2色塗装で、これまでとはふんいきのちがう車両だ。
のりこむ。いすのせもたれが木製で、ケーブルひえいの車内よりおちついた車内だ。
車内放送がはいって、このケーブルカーのなまえが縁号であることをしらされる。まあ1台は福号。縁と福だ。
しゅっぱつ! 琵琶湖にむかって、急降下!
もたて山駅を通過。いや、こんなとこでのりおりするひとがあるのか。
きの柵のついたはしをわたる。
こけむす線路をくだっていく。
トンネルをくぐる。えいざんケーブルにはなかったトンネルだ。
トンネルのでぐちからむこうに、はんたい電車がみえる。福号だ。わが縁号とは、みどりいろとしゅいろの配色がはんたいになっとる。
みぎがわ通行で福号といきちがい。えいざんケーブルはひだりがわ通行でいきちがった。
ところで、ケーブルがなくなっとる! しゅっぱつするときにはあったケーブルがなくなっとる! おちてっちゃうじゃんか! いや、ケーブルはうしろでつながっとる。うしろからケーブルにぶらさがっとるかたちで、ほのケーブルがしたにのびていくことで、ケーブルカーがしたにおりていくだ。
みじかいトンネルをくぐる。いしがきづみのアーチ状のトンネルだ。
ほうらい丘駅(ほうらいおかえき)を通過。まんだえきがあったのか。
ケーブル坂本のえきにとうちゃく。
かいさつをでて駅舎にはいって、びっくり。しろくぬられた天井、かべ、はしら。天井からつるされたしゃれた照明。こしからしたのかべとはしらはみどりいろ。きのベンチもみどりいろ。めっちゃりっぱな駅舎だ。
(まあいっかいバス)
駅舎のすぐよこに、ケーブル坂本駅10時50分のひえいざんさかもとえきいきバスがきて、のる。これも、ひえいさんちょうでのったのとおんなじ江若交通のバスで、車体はあおいろときんいろ。
さかをくだっていって、10時53分、さかもとひえいざんぐちえきバス停にとうちゃく。ひえいざんさかもととさかもとひえいざんぐち。なまえがまぎらわしい。
さて、さかもとひえいざんぐちは、ここでバスから電車にのりかえるだけど、ほのまえにえきのまわりをあるいてみる。京阪石山坂本線のきたの終着駅であり、なんかあるはずだっておもった。おもって、琵琶湖のほうにむかってさかをくだっていくだけど、なんにもない。ゆいつ滋賀銀行坂本支店があるぐらいで、あきらめてえきにもどって、かいさつをはいる。
かいさつからまっすぐすすんで、しましきのりばみぎがわにとまっとったのが石山寺いきふつう。ふかみどりいろのきれいな電車だ。こしからしたははいいろ。さかいめにわかくさいろのほっそいおび。
編成両数は2両で、車両番号は706と705。
11時9分、さかもとひえいざんぐちをしゅっぱつ。複線をいく。
すぐにひだりに転線して、みなみむきにくだっていく。左右は住宅街。
松ノ馬場(まつのばんば)に停車。
ひだり、とおくに琵琶湖。
くだりざかのとちゅう、穴太(あのお)に停車。
速度が70キロにあがる。
滋賀里(しがさと)に停車。はんたいのりばは、ふみきりすぎたみぎがわ。
さかもとひえいざんぐちいきふつうとすれちがい。ふかみどりいろの電車、きれいだわ。さすが京阪。
南滋賀(みなみしが)に停車。滋賀里に南滋賀。滋賀県の滋賀ってのは、そもそもこのへんの地名だったのか。
ひだり、にしごおり車両基地にとまるふかみどりいろの電車。
すぐに近江神宮前(おうみじんぐうまえ)に停車。このへんまできて、ベンチシートがぜんぶうまるぐらいに乗客がふえた。
ひだりななめに湖西線(こせいせん)のしたにもぐって、京阪大津京(けいはんおおつきょう)に停車。あとからできた湖西線が大津京ってえきをつくって、京阪のえきも皇子山(おうじやま)から京阪大津京ってなまえをかえた。
しゅっぱつするとこで、近江神宮前いきふつうとすれちがい。ベージュいろとおうどういろの2色塗装。しぶい電車だ。
大津市役所前(おおつしやくしょまえ)に停車。
おおきくひだりにゆみなる。
まあいっかいおおきくひだりにゆみなる。
こんどはひだりにおおきくゆみなる。
三井寺(みいでら)に停車。
しゅっぱつしてすぐに道路にはいっていく!
わー、路面電車だー。左右にまちなみをみながらはしるたのしさ。
交差点のむこうに浜大津(はまおおつ)のえき。ながいあいだ大津市の代表駅だった浜大津だ。
ひがしむきに浜大津のえきにはいっていく。
しましきのりばひだりがわの2番のりばにとうちゃく。11時25分。
すぐにむかいの1番のりばから、さかもとひえいざんぐちいきふつうがでていく。
あいた1番のりばに、石山寺かたから太秦天神川(うずまさてんじんがわ)いきふつうがはいってくる。編成両数は4両で、車両番号は809、859、860、810。いろづかいはここまでのってきた700番台の電車とおんなじだけど、ひと世代あたらしい電車みたいだ。この電車は、石山坂本線からひだりに分岐する京阪京津線(けいしんせん)にはいっていって、御陵(みささぎ)からほのまま地下鉄東西線にはいっていく電車だ。このえき始発の電車だけど、石山坂本線双方向の電車のすれちがいがおわるのをまっとって、はいってきたってわけだ。坂本かたからきたひとも、石山寺かたからきたひとも、のりばを移動することなくおんなじ1、2番のりばでこの電車にのりかえて京都にいける。ながいあいだ大津市の代表駅だったえきなのに、のりばはこのしましきのりばひとつしかないのかともおもうけど、このべんりさはすばらしい。
(大津港)
浜大津は橋上かいさつからきたに琵琶湖のほうにのびるペデストリアンデッキのさきっぽまでいって、大津港をみる。水陸の交通の結節点だ。東海道線はさいしょ、浜大津で琵琶湖航路にのりかえて長浜につながるだった。
さて、めしやさがし。浜大津の交差点からみなみにさかをちょこっとあがったとこに、麺せい(めんせい)ってみせをみつけてひるめしにする。たのんだのはひるの定食で、内容はひやしうどんにひややっこ、にくだんごとさかなフライのあんかけ、ごはん。いや、なかなかいい。とりわけ、すきとおったかんじのあるひやしうどんはうまい。
ところで、安倍晋三がおそわれたげな。テレビのニュースにみせんなかがざわつく。参院選の選挙応援で奈良にいっとったとこを、銃でうたれたとのこと。いや、こんなことがおきただ。おもしろいのは、テレビをみとったひとたちの犯人にたいするいいかた。関西じゃあ、「なになにする」ってのを敬語で「なになにしはった」っていうだけど、この犯人にたいしても敬語で「なになにしはった」っていっとる。あいてがだれであっても自動的に敬語になるだ。
ごちそうさまをしてそとにでたとこで、ふかみどりいろの電車がさかをおりてくる。京津線の電車で、浜大津のえきにむかっていく。
電車のあとをおってさかをくだっていって、浜大津の交差点の東南かどに旧御蔵町(おくらちょう)のきぐいを発見。「御蔵とは、江戸幕府のこめぐらをいう。このまちのすぐきたには、琵琶湖につきだすようにつくられたしきちないに御蔵がたちならんどって、御蔵町の町名もこの御蔵に由来する。なお、幕府の御蔵のしきちは、かつての大津城のほんまるあとちを利用したもんだ」とのこと。
さらに、きぐいのわきに「大津城の由来」って説明がきもある。「大津城は、1586年ごろ、豊臣秀吉の命で坂本城を廃して築城、1601年の膳所城(ぜぜじょう)築城后は、大津代官所幕府蔵となった。大津港付近を中心にきずかれたみずじろで、1600年、関ケ原の合戦の直前、徳川がたの城主京極高次(きょうごくたかつぐ)がろうじょうして毛利軍を一時あしどめしたことでしられとる」とのこと。なるほど。明智光秀のしろとして坂本城があるのはしっとったけど、ほのあとのみじかい期間、この大津港のへんに大津城ってしろがあっただ。
つぎに、大津港にいってみる。これからミシガンが出港するみたいだ。琵琶湖を縦断して長浜までいくとかじゃなくて、観光客をのせてぐるーってまわってくる遊覧船だ。いや、でっかいふねだ。
まちあいしつに併設のバードカフェって喫茶店でコーヒーをのんでひとやすみしとるとこで、観光客がミシガンにのりこんでいくのがみえる。いいなー。
出港。岸壁にそってめのまえをみぎからひだりにとおっていく。
うしろにつけたあっかい水車をまわして、ふねはいく。みぎに旋回して琵琶湖にでていく。さようなら。
ケーブルカーやロープヱーでひえいざんをこえてここまできたけど、こんどは電車だけで京都駅にもどる。
浜大津(はまおおつ)は1番のりばにはいってきた、太秦天神川(うずまさてんじんがわ)いきふつうにのる。編成両数は4両で、先頭車両は813。車体は、ふかみどりいろとはいいろの2色塗装で、さかいめにわかくさいろのほっそいおびがはいっとる。いや、なかなかかっこいい電車だ。
13時48分、しゅっぱつ。すぐに分岐をひだりにはいって、交差点を左折していく。まったく路面電車だ。
ひるめしをくった麺せい(めんせい)のまえをとおって、さかをみなみにあがっていく。
みぎにゆみなって、道路からはずれる。
すぐに上栄町(かみさかえまち)に停車。
はんたいのりばは、ふみきりすぎたみぎがわにちどり配置。
きっついひだり曲線をいく。あれ?線路からけむりがでとるじゃんか!っておもったら、いくつもの噴霧器でレールにみずをかけとるだ。あまりの曲線のきつさにレールと車輪のまさつがはんぱなくて、こうやってひやしてやらんとレールがぼうちょうして変形しちゃうだ。こんなとこがなんかしょかある。なみだぐましい努力だ。
みぎに国道1号線がならんできて、いっしょに名神高速のアーチ橋をくぐる。
直角みぎ曲線で進行方向をにしむきにかえる。
トンネルんなかで浜大津いきふつうとすれちがい。
大谷(おおたに)に停車。
電車は60キロですすむ。
追分(おいわけ)に停車。大津港のバードカフェで、追分の走り井餅(はしりいもち)ってのをみやげにかっただけど、ほの追分ってここなだ。
追分をでてくだりざかになって、速度は70キロにあがる。
上下線のあいさにしたからなか線がはいりこんできて、四宮(しのみや)のえきにはいっていく。
四宮(しのみや)は、ひだりかためんのりばの3番のりばに停車。ここで運転士さんが交代。はんたい線はしましきのりば1、2番のりばで、ほのそとがわに車両基地。
電車は70キロですすむ。
くだりざかのとちゅう、山科(やましな)に停車。東海道線のえきとも連絡するえきで、まっとおおきなえきを予想しとっただけど、ぞんがいただのえきだ。ここで運転席うしろのブラインドがおりる。
トンネルにはいる。こっからは地下区間だ。
トンネルんなかはものすごいきれい。
御陵(みささぎ)に停車。また、運転士さんが交代。浜大津からここ御陵までが京阪京津線で、こっから終点の太秦天神川までは地下鉄東西線になる。
けあげに停車。きょねん、けあげインクラインや南禅寺(なんぜんじ)の紅葉をみにきたときにここでおりた。ほのときははんたいがわからきておりた。
東山(ひがしやま)に停車。いや、ほれにしても、地下鉄東西線のえきはフルスクリーン式のホームドアになっとって、どのえきもかわりばえがせんわ。
三条京阪(さんじょうけいはん)に停車。ここで、六地蔵(ろくじぞう)いきふつうとすれちがい。すれちがいってってもフルスクリーンごしで、注意しとらんとわからんぐらいだ。六地蔵は地下鉄東西線のひがしの終点。ほの地下鉄東西線に、とちゅうの御陵から京阪京津線が合流したってかたちだ。むかしは御陵から京阪三条までの区間も京阪京津線のうちだったのに、なんで地下鉄東西線にわたしちゃったのかふしぎだ。
京都市役所前(きょうとしやくしょまえ)に停車。
14時15分、烏丸御池(からすまおいけ)にとうちゃく。
地下鉄を東西線から烏丸線にのりかえ。ひえいざんごえのまえに今出川までのった烏丸線を、ふたつてまえの烏丸御池からのって京都にもどるだ。烏丸御池11時30分の竹田いきふつうにのる。
みなみにすすんで、京都にとうちゃく。14時26分。
かいさつをでて、地上にあがる。
(かえり)
まどぐちで京都から名古屋までのきっぷをかう。5,910円。いきもかえりも指定席なのに、いきの5,700円より210円たかい。ふしぎなことだ。
のりばにあがって、京都14時48分の東京いきのぞみ号にのる。座席は、指定席6号車8E。ひだり2席まどがわ。
ひだり車窓に伊吹山。
15時22分、名古屋にとうちゃく。
近鉄正面かいさつわきのチャオプレッソでひとやすみ。
さいごは名鉄。名古屋16時33分、豊橋いき特急のパノラマスーパーにのる。座席は、特別車1号車5A。展望席最后列ひだりまどがわはしらまえ。
おおきくひだりにゆみなって、豊明いきふつうのあっかい電車とすれちがい。ゆみなったまま一ツ木を通過。
16時58分、しんあんじょうは5番のりばにとうちゃく。
橋上コンコースをのぼりおりして、2番のりばに移動。しんあんじょう17時7分の西尾いきふつうにのる。電車は、きんぎょばち連結のあっかい電車。
17時15分、ふるいにとうちゃく。たびをおえる。