きのうのつづきだ。きのうはバスで廃線あとをたどったとこを紹介しだけど、きょうはあるいて廃線あとをたどったとこを紹介する。
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えきまえでみつけたちいさなめしやでひるをとったあと、新関(しんせき)の駅にいく。もちろんひとけはなく、ホームのあいだにレールもない。
関(せき)のほうにむかってあるく。おがわをわたって廃線あとがのびる。
おがわをわたって、ふりかえってみる。
まえにすすんで、ふみきりをみつける。まんだレールがのこっとる。
廃線あとはおおきくひだりにまがったあと、ちいさくみぎにまがって、おおどおりにでる。
△ カーブしながらおおどおりえ (うえ) (なか) (した)
廃線あとはおおどおりを直角によこぎっていく。美濃町線(みのまちせん)が新関から美濃までいっとったときは、このおおどおりをよこぎらずに、このおおどおりにそってひだりにまがって、きたにすすんでいっただとおもう。1999年3月31日に新関から美濃までの 6.3キロが廃止になったのとひきかえに、つぎのひの1999年4月ついたちに新関から関までの 0.3キロが開業になっただ。
おおどおりをわたったあと、廃線あとはまたちいさくひだりにまがる。まっすぐいくと長良川鉄道にぶつかっちゃうだ。
おおどおりからは、たちいり禁止のため、まあちょっと関にちかづいたとこからはいって、もどってみる。アスファルトがひいてあるのは、これが当時のままの状態なのか、くさがはえんようにするためにやったもんなのか、わからん。すぐよこは長良川鉄道の線路だ。
△ 関にちかづいたとこから新関がわをみる (うえ) (なか) (した)
むきをもどすと、さくらのきのてまえで廃線あとがおわっとるのがわかる。ここが名鉄美濃町線の関の駅があったとこだ。みぎに長良川鉄道の関の駅と列車がみえる。
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いま、さくらのきからちょっとむこうにいったとこに、関シティーターミナルっていうバスターミナルができて、関から岐阜に、関から名古屋に、関から美濃、郡上八幡(ぐじょうはちまん)、白鳥(しろとり)方面にむかうバスが発着する。関のまちは電車とは無関係のまちになっちゃっただ。
(さんこう)