57億円かける?26億円ですませる? - 日高本線の復旧

全線146.5キロのうち鵡川(むかわ)-様似(さまに)間116.0キロでバス代行輸送がつづく日高本線(ひだかほんせん)。厚賀(あつが)-大狩部(おおかりべ)間の線路が、ことし2015年1月上旬の暴風雪にともなうたかなみによる被害をうけたためだ。

日高本線2015年たかなみ被害地図 - 2015.4.28現在 (あさひ)

いつまでもみとおしがたたんままじゃいかんってことででてきたのが、こんかいのふたつの復旧案。

  • 57億円の案 - 鉄道総合技術研究所
    • JR北海道は、安全確保のために抜本的な対策が必要とし、公益財団法人・鉄道総合技術研究所に調査を委託。しめされた対策案は、消波ブロック設置などの護岸対策に42億円、落石どめ擁壁設置などの斜面対策に15億円のあわせて57億円だった。
  • 26億円の案 - JR北海道
    • 鉄道総合技術研究所がしめした対策案では費用がかかりすぎるとして、JR北海道は護岸改築やふきつけわく工をけずりおとした独自の対策案をまとめた。うちわけは護岸対策に24億円、斜面対策に2億円。工事完了までに4年2カ月ほどかかる見通し。ただ安全面での心配はのこるため、この区間では時速75キロの最高速度を時速25キロにおとしてはしる。

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いや~、安全をけちっちゃいかんとおもうよ。資金ぐりがたいへんだらあけど、安全面での心配がのこっとったり、時速25キロに速度をおとさにゃいかんっていうじゃあ、まずいだら。


(さんこう)