さようなら、日高線

2015年1月から2年ものながきにわたって、大部分の区間で運行休止のつづく日高線(ひだかせん)のはなし。2016年10月の時点で沿線7町は、JR北海道が復旧の前提として要求する、運行再開后の年13億4千万円の負担を拒否しとった。これをうけてJR北海道は2016年12月21日、鵡川(むかわ)-様似(さまに)間116.0キロの復旧を断念したことを沿線7町につたえたげな。

キハ40がたディーゼルカー(2012年10月恵知仁さんさつえい)600-400 日高線の輸送密度の推移
△ ひだり=日高線のえきを発着するキハ40がた気動車(2012年10月に恵知仁さんさつえい)
△ みぎ=減少のつづく日高線の輸送密度(2014年度は「1列車あたり13人」っ(ていう水準だった)

輸送密度の推移をみてみると、ほのおちこみようにおどろく。2014年の数字で186人だけど、1987年国鉄民営化のときの538人から3分の1にまでへっとる。まっとさかのぼる1975年には1,740人もあって、これとくらべると10分の1ちかくにへっとる。鉄道派のおれにとってはかなしいことだけど、みんな列車になんかのやあへんだ。日高線と平行する区間では、高速道路がまあはい苫小牧から日高門別(ひだかもんべつ)まできとって、静内(しずない)までが事業区間浦河(うらかわ)までが計画区間に位置づけられとる。

日高線の現状(北海道新聞 2016.10.22)
△ 日高線の現状(北海道新聞 2016.10.22)

ところで、まえにJR北海道が発表した「極端にご利用のすくないえき」でみてみると、この日高線にはぞんがい該当駅がすくないだ。極端にご利用のすくないえきがいっぱいあるほかの線も、あすはわがみだ。


(さんこう)