きのう2022年7月22日、妙興寺(みょうこうじ)まで一宮市博物館をたずねていってきた。妙興寺のえきまでのいきかえりのようす、ちょこっとたちよった妙興寺のてらのようす、一宮市博物館の展示品のようすについて、以下に紹介する。
(あっかい電車で妙興寺のえきまで) (妙興寺のてら) (一宮市博物館) (まあいっかい妙興寺のてら) (かえり) |
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(あっかい電車で妙興寺のえきまで)
ふるい8時40分、しんあんじょういきふつうのあっかい電車にのる。
みなみあんじょうで、西尾いき急行のぎんいろ電車とすれちがい。
8時48分、しんあんじょうは3番のりばにとうちゃく。通常なら西尾線1、2番のりばにつくとこを、名古屋本線のりばについてくれたのは、この電車のこのあとに運用によるもんか。とにかくこれなら橋上コンコースをのぼりおりせんでいいで、ありがたい。
しばし電車見物。4番のりばに、このえきどまりのあっかい電車がはいってくる。このあとのる岐阜いき特急の特別車をメネット。国府(こう)始発のしんあんじょういきふつうだ。3番のりばに、岩倉いきふつうのぎんいろ電車がはいってきて、しゅっぱつまち。4番のりばを新鵜沼いき快速特急が通過。
4番のりばにはいってきた、岐阜いき急行のあっかい電車をみおくり。
2番のりばに、しんあんじょういきふつうのぎんいろ電車がはいってくる。5番のりばにくるはずの豊橋いき特急はあらわれず。知立で5分おくれになっとるって、構内放送。
さて、4番のりばにしんあんじょう9時ちょうど、岐阜いき特急のこおろぎ特急がはいってきて、のる。
座席は特別車2号車10B。みぎ通路がわはしらまえ。さっきメネットしといた座席だ。となりの10Aに、先客のご婦人。
金山であいた12Dに移動。ひだりまどがわはしらまえ。最前列から2列めで、最前列は、ひだりまどがわにに1席だけ、みぎはおおがたスーツケースおきば。
名古屋でさらにがらあきになって、4Dに移動。ひだりまどがわはしらまえ。車掌さんがまわってきたときに席を移動しとることをはなしただけど、名鉄ネット予約サービスの画面提示をもとめられる。はじめての体験だ。
ぐいーんっておおきくひだりにゆみなって庄内川鉄橋にむかっていくとこで、わが岐阜いき特急のまえのほうの車両がみえる。なんちゅうきっつい曲線だ。名古屋をでて、つぎの栄生(さこう)から新清洲(しんきよす)のへんまでのかん、こんなきっつい曲線がいっぱいある。
庄内川鉄橋のうえ、ひだり車窓に、美濃路のとおる枇杷島橋。ほのむこう、東海道線鉄橋をいく313系ステンレス電車。
とまりそうになりながら新川鉄橋をわたる。ひだり車窓に、美濃路のとおる新川橋。あっかいらんかんのきれいなはしだ。
鉄橋をわたりきって、ひだり新川車両基地にさしかかったとこで、ついにとまる。すぐにしゅっぱつ。
須ケ口(すかぐち)に特別停車。特急停車駅じゃないけど、とまるやつもあるだ。しゅっぱつしたとこで、4分おくれになっとるって車内放送。定刻にしんあんじょうをしゅっぱつしたのに、しらんまに4分おくれになっとった。
9時43分の定刻から3分おくれで、一宮は2番のりばにとうちゃく。
ひとえきもどらにゃいかんくて、はんたい線4番のりばに移動。
豊橋いき急行のあっかい電車をみおくり。妙興寺はふつうしかとまらんだ。
ひがしどなりの東海道線のりばに、飛騨古川(ひだふるかわ)いきワイドビューひだがはいってくる。
はんたいがわ、1番のりばから、森上いきふつうのあっかい電車がでていく。まえは1時間に4本の電車がぜんぶ津島いきだったのに、コロナさわぎではんぶんが森上どまりになっちゃっただ。
さて、4番のりばに一宮9時55分、須ケ口いきふつうのあっかい電車がはいってきて、のる。6028編成4両6000系かんつうがた。
高架をみなみにすすんでいく。
岐阜いきミュースカイとすれちがい。
ひだりにゆみなりながら妙興寺のえきにはいっていく。
9時57分、とうちゃく。
のってきた電車をみおくり。
おりぐちは南北のはしにあって、みなみかいだんをおりていく。48段もあるかいだんで、せめてエレベーターはほしいな。
地平におりて、かいさつをでる。
(妙興寺のてら)
えきから東南にあるいて、妙興寺のてらにとうちゃく。三門のした、ラテンギターのしらべをききながら仏殿をみる。まえにはじめてきたときにも体験したけど、すばらしいひとときだ。
(一宮市博物館)
てらのにしどなり、一宮市博物館にはいる。しきちからしきちにじかにはいっていけるってのがおもしろい。
さいしょに、「のこぎりやねがあるふうけい」って題の映像をみる。案内役は、斉藤美七海(さいとうみなみ)さんっていう、せーがたかくてあかるいおねえさん。のこぎりやねってのは、一宮地方でさかんなおりものこうばのことだ。かた勾配のちいさなやねがつらなってぜんたいをおおうやねを構成しとるだけど、まるでのこぎりみたいにみえるでこういわれとる。ほいで、ぎざぎざのとこの垂直面にまどをつけてひかりをとっとるだけど、これがぜんぶきたむきになっとるとのこと。理由は、きたがわから採光したほうが、やわらかくてやさしい安定したひかりがとれるでだとのこと。なっとく。紹介するこうばは、玉ノ井(たまのい)にある葛利毛織工業(くずりけおりこうぎょう)のこうば。玉ノ井は尾西線のきたがわの終点。1912年創業のこの会社には、のこぎりやねのほかに洋館事務所や男子寮もあって、2020年に登録有形文化財とするよう答申されたとのこと。男子寮があるのは、会社の職住一体の理念によるもんとのこと。
こうばんなかにはいっていって、ジョンヘルおりき。最新の織機(しょっき)にくらべて5分の1から9分の1の速度で、ておりにちかいふうあいがでるとのこと。いまは世界的にも貴重なおりかただげな。いまは生産されとらん機械で、部品の交換にも中古部品を確保したりじまえでつくったりして苦労しとるとのこと。
展示室にはいって、一宮周辺の鳥瞰図。うえが1934年、したが1937年のもんで、いまはなき一宮線、小牧線、起線(おこしせん)もみえるし、尾西線も玉ノ井どまりじゃなくて、木曽川港までいっとる。
通路のつきあたり、はだかの「ははとこ」はジョセフベルナールの作品。
べつの展示室にはいって、1935年の起町三条(おこしちょうさんじょう)。みちのまんなかを路面電車がはしっとるのがみえるけど、これが起線だ。一宮と起をむすんどった。
1935年の木曽川港駅。尾西線は、きたにここまでいっとった。貨車からばかでっかい鉄骨をおろしとるけど、木曽川橋をつくる部材か。木曽川橋は1937年に完成しとる。
「街道をあるく」。尾張から美濃にかけて美濃路とおすし街道こと岐阜街道がのびとる。美濃路の萩原宿や起宿はたずねていったこともあるぐらいだけど、一宮がおすし街道のしゅくばまちだったとはしらんかった。ふたつの街道に萩原宿と一宮宿でまじわるのが巡見街道。萩原宿と一宮宿のまんなかにある苅安賀(かりやすか)にはいちがたっとった。いまは尾西線のえきがある苅安賀だけど、ほういうまちだったのか。おすし街道の黒田にもいちがたっとった。いまは名古屋本線のえきがある黒田だ。ほいから、ほとんどおすし街道にそうかたちで鎌倉街道がのびとる。
石刀まつり(いわとまつり)の映像。まえに石刀神社をたずねたとき、石刀まつりの説明がきに「からくり人形つきのだしやうまを奉納する盛大なまつりがおこなわれる」ってかいてあったけど、なるほどほのとおり盛大なまつりだ。
1906年大合併の地図。一宮町を中心に起町や萩原町、奥町(おくちょう)、苅安賀村。一宮に合併したまちのなまえがようわかる。
一宮についての理解をふかめることができて満足。一宮市博物館をでる。
(まあいっかい妙興寺のてら)
まあいっかい妙興寺のてら。ラテンギターのおじさんはまあおらんくて、仏殿のなかを見物。天井に山喜多二郎太作の蟠竜図(ばんりゅうず)。とぐろをまいた竜ってことだけど、みせばんのおじさんによると、あぶらえでかいてあるのがよにもめずらしいとのこと。ついでにラテンギターのおじさんのことをきいてみると、さいきんはあっついせいか午前中にきてギターをひいていかれるとのこと。
こけむすにわをたのしみながら境内をぬける。
えきのちかくにみつけた岐阜とんかつやってみせにはいって、ロースかつ定食を注文。かつのぶあつさに満足。こいで700円って破格のやすさだ。
(かえり)
きたかいだんからあがって、かえりの電車。妙興寺13時28分、須ケ口いきふつうのあっかい電車にのる。6001編成4両6000系かんつうがた。
13時47分、須ケ口は4番のりばにとうちゃく。とちゅう下車。
えきビル1階の珈琲屋でいっぷく。
かいさつをはいりなおして、津島線から3番のりばにはいってきた、須ケ口14時55分、豊明いきふつうのあっかい電車にのりこむ。
しばらくまって、4番のりばをセントレアいき特急のこおろぎ特急が通過してから、しゅっぱつ。
4番線と合流。須ケ口は津島線と名古屋本線が合流するえきだけど、線路は、のりばをでたとこではじめて合流する。3番のりばが津島線、4番のりばが名古屋本線だ。
二ツ杁(ふたついり)は、まちあい線にはいって停車。主線は通過電車専用で、のりばがない。おいこしていく電車もないまま、すぐにしゅっぱつ。
岐阜いき特急のこおろぎ特急とすれちがって、西枇杷島に停車。
東枇杷島をでて、おおきくひだりにゆみなって東海道線にちかづいていくとこで、名古屋方面にむかっていくHC85特急ひだとでっくわす。「ワイドビューじゃないひだ」だけど、しんがただけにひとめをひく。
上下共用しましきのりばの栄生(さこう)に停車。
摩天楼にむかっていく。
トンネルにもぐって、名古屋に停車。電車はこっから準急にかくあげ。
地上にあがったとこで、岐阜いき特急のこおろぎ特急とすれちがい。
15時13分、神宮前は4番のりばにとうちゃく。
かいさつをはいりなおして、電車をのりかえ。神宮前15時40分、豊橋いき特急のこおろぎ特急にのる。座席は特別車2号車5A。ひだりまどがわはしらまえ。
しゅっぱつしたとこで、「けさ、一ツ木富士松間でひとのたちいりがあってご迷惑をおかけしました」って車内放送。いや、迷惑をかけたのは名鉄じゃなくて、たちいったひとなのにね。
15時58分、しんあんじょうは5番のりばにとうちゃく。
橋上コンコースをのぼりおりして、2番のりばに移動。しんあんじょう16時7分、西尾いきふつうのあっかい電車にのる。きんぎょばちときんぎょばちの連結。
16時15分、ふるいにとうちゃく。きょうのたびをおえる。