美濃路は墨俣宿にいってきた。東海道宮宿と中山道垂井宿をむすぶのが美濃路で、とちゅうにななつのしゅくばまちがあるうちこれまで名古屋宿、きよすじゅく、稲葉宿、萩原宿、起宿のいつつはおとずれたことがあって、これがむっつめになる。
〔現地までの道中〕 | 名鉄西尾線 → 名鉄名古屋本線 → 岐阜バス [バス路線図] |
〔墨俣宿をあるく〕 | 本陣、とせんば → わきほんじん → てらまち → 墨俣神社 → 八幡神社 → 銀月 [地図] |
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現地までの道中
とおでをするときはいつもこっからこの電車。ふるい6時49分の岩倉いき急行にのる。まんだうすぐらいなかやってきたあっかい電車にのる。
しんあんじょうで7時9分の岐阜いき特急にのりかえ。あさひをあびてまぶしそうなパノラマスーパー。
岐阜でバスにのりかえ。神田町どおり名鉄岐阜1番バスのりばから8時44分の墨俣いきバスにのる。
東海道線をみなみにこえて加納竜興町3丁目(かのうりゅうこうちょうさんちょうめ)交差点をみなみに直進。加納梅田町(かのううめだちょう)交差点を右折。国道31号線をにしにはいっていく。ひだりにゆみなって岐阜精機前バス停に停車。西南方向養老山脈にむかっていく。
日置江1丁目(ひきえいっちょうめ)バス停ではんたいバスとすれちがい。
長良川にかかる長良大橋をわたる。
ひだり車窓かわしも。
わたってすぐにみちのみぎがわの転回場にはいって墨俣バス停にとうちゃく。定刻の9時17分より2分おくれ。
墨俣宿をあるく
バス停から国道31号線をちょこっとにしにいって、墨俣東交差点のきたがわにアーチ。墨俣のめぬきどおりはこの国道31号線みたいなだけど、このアーチをくぐってきたに墨俣宿にむかう。
みのじにでて墨俣宿をひがしにあるいていりぐちにとうちゃく。こっからあらためてみのじをにしにいくかたちで墨俣宿をみる。
ひがしばしのうしろ長良川の堤防からうしろ、ひがしむきに対岸をみる。むかしはここにわたしがあっただ。
かわかみ、東北方向に金華山。
きたむきに墨俣城。木下藤吉郎が一夜でつくったっていうしろだ。
さて、にしむきにひがしばしからみのじ墨俣宿にはいっていく。
ひがしばしをわたったひだりに常夜灯があって、ほのわきに墨俣宿の本陣の説明がきととせんばの説明がき。「墨俣はふるくからの宿駅として発達してきただけど、室町末期に上宿(かみじゅく)からいまのばしょにうつった。江戸時代に勅使や大名、朝鮮琉球使節の宿泊所になってさかえた」とのこと。上宿ってのは国道31号線からみなみのほうだ。街道も時代によってみちすじをかえただ。ほいから「墨俣のわたしに常夜灯があっただけど、いまの墨俣神社に移設してほこには基台だけがのこっとる。このばしょにある常夜灯はあらためて設置したもん。墨俣のわたしは墨俣川、いまの長良川でへだてられた墨俣と対岸のお茶屋、いまの茶屋新田をむすぶ220メートルの航路」とのこと。うしろの長良川はむかしは墨俣川っていっただ。
すすんでひだりに岐島屋(きしまや)とわきほんじん。岐島屋はあいにくのやすみでなんのみせだかようわからん。わきほんじんは見学不可。
みのじからはずれてみなみにてらまちにはいっていって、本正寺(ほんしょうじ)山門。わきほんじんの門を移築したもんだっていう。ほー。
もどってみのじをすすんでみぎに津島神社。せばい境内の一角に琉球使節通行記念のいしどうろう。説明がきに「朝鮮琉球使節の宿泊所になってさかえた」ってかいてあったとおりだ。いまの墨俣宿ののんびりしたふんいきからは想像できんけど、むかしはこのみのじがにほんの大動脈だっただ。
またみなみにはずれててらまちのにしどなりに墨俣神社。祭神(さいじん)は墨俣大明神。いや、あまてらすおおみかみとかじゃなくてこの地に固有の墨俣大明神が祭神なだ。説明がきに「もともとは長良大橋の上流300メートルのとせんばのとこにあった墨俣神社だけど1933年にこの地の移転した」ってかいてある。とせんばの説明がきにかいてあったとおり移転してここにきただ。
またひがしにてらまちにはいっていって、満福寺。
もどってみのじ。どのみせにも、どのうちにもあんどんがかかっとる。
エディオンの十字路を右折。こっからみのじはきたむきにかわる。
みのじが長良川の支流犀川(さいかわ)の堤防につきあたってひだりにゆみなるてまえひだりに八幡神社。小栗判官(おぐりはんがん)とてるてひめゆかりの神社で祭神は小栗判官。本殿両側面の彫刻は竜とうまの合体した動物で、あたまの竜がおんな、胴体のうまがおとこをあらわしとるっていう。
犀川の堤防にあがって対岸をみる。
みぎかわしもに墨俣城をみる。
エディオンの十字路からひがしにもどって銀月ってみせでひるめし。ひるぜんで注文した料理はうなどんにすいもん、さしみ、がんもどき、ちゃわんむし。大将がひとりできりもりするみせででてくるまでにちょっと時間はかかったけど、どのしなもていねいにつくってあってうまいこと。
バス停までもどってかえりのバス。墨俣のまちの公共交通はこのバス停がすべてだ。こっから岐阜バスで岐阜とつながるほか、名阪近鉄バスで大垣につながる。
〔2022年12月12日訪問〕