みのじをあるく。まえにあるいたつづきで、すのまたじゅくからさわたりじょうやとうまであるく。
(いけだやわきほんじん)(にしまちはちまんじんじゃ)(ひがしむすぶいちりづか) (まちあいこうえん)(むすぶじんじゃ)(さわたりがわ)[ちず] |
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ひがしばしからみのじあるきをさいかい。ここがすのまたじゅくのいりぐちだ。はしをにしにわたったむこうにほんじんあとととせんばじょうやとう。
すすんでひだりにきしまや。すのまたじゅくをおとずれるのはこいで3かいめになるだけど、まえ2かいはあいとらんかったきしまやがきょうはあいとる。
みせはまちづくりきょてんしせつとしてつかわれとるみたいで、たてもんのなかはつるしびながいっぱい。たびびとむけにみやげもうっとって、さかむしまんじゅうを2こかう。みせのおねえさんにまえはなんのみせだったのかきくと、ひゃっかてんだったとのこと。わふうなひゃっかてんだ。
きしまやのとなりにいけだやわきほんじん。ここもまえ2かいはあいとらんかっただけど、きょうはあいとる。しかもけんぶつのひとたちでいっぱいだ。
なかにはいって、あんないのおねえさんたちがいっぱいおるのにもびっくり。としかさのおねえさんも、わかくてすらーってしたおねえさんも、それぞれなんにんかおる。
へやにあがりこんで、まずはくみあわせたたみにびっくり。ひとへやのたたみがひょうたんのじぐそーぱずるになっとるだ。まえにたけはなまつりだしかいかんではじめてこれをみたときにもびっくりしただけど、たたみをじぐそーぱずるにしちゃうっていうあそびごころがうれしい。あんないのわっかいおねえさんが、やまだはじめたたみてんがせいさくしたもんだっておしえてくれる。
おくににんぎょうのま。ちいさなたたみのへやのなか、きのとだなのうえにむらさきいろのきもんをきたおんなのひとのにんぎょうがひとつ。いいな。
えんがわにもつるしびな。
みなみのざしきにだんかざりのおひなさん。
ざしきのとなりにひあたりのま。
ところで、あんないのわっかいおねえさんがゆかをみてくれっていう。ちょうなではつっただけのゆかだって。ざいりょうはくりのきで、やすりはいっさいかけてないって。いやいや、ちょうなってまるたのかわむきをしたりあらけずりしたりするのにつかうどうぐなのに、ほれをちょうなではつっただけでゆかざいにつかうってしんじれんわ。ほいで、しあげのじつになめらかなこと。ぽこぽこしたかんじとなめらかなかんじのまざったここちいいゆかだ。
おかってのいっかくにつるしとだな。
きのはこかいだんをあがってにかいにいく。
たたみのまにいたのま。
おくにひみつきち。
どまにおりて、すいじばのうえにこやぐみがみえる。わがやもむかしはこうだった。
えをてんじしてあるへやがあって、さくひんのひとつに「ばいかほうしゅん」。はるはちかい。
またすすんで、ひだりにぎんげつ。はじめてきたときにここでひるめしをくっただけど、どのしなもていねいにつくってあってうまかった。
えでぃおんこうさてんをうせつ。
きたにむきをかえる。
すのまたじゅくのはずれ、ひだりににしまちはちまんじんじゃ。おぐりはんがんとてるてひめゆかりのじんじゃで、さいじんはおぐりはんがん。
さいかわのていぼうにつきあたって、ひだりうえにあがっていく。
ていぼうどうろにあがりきったとこからちょこっとにしにいって、しかいがひらける。しもにさいかわばし。ほのむこうにいぶきやま。
さいかわからはなれて、みぎてぃーじのかどに「たにぐみさんみちのみちしるべ」をみてちょくしん。すのまたさくらばしをわたる。わたるってっても、さいかわばしにつながるどうろをわたるはしだ。みちしるべには「これより6りはん」ってかいてある。ここをうせつしてきたに6りはんいくとたにぐみさんにいけるだ。
さいかわからはなれたけど、あいかわらずていぼうどうろみたいなみちをいく。
みぎにしんこうじゅうたくちがあらわれて、ひだりしたもじゅうたくち。みぎ30どにいぶきやま。
すすんで、ひだりした、たんぼんなかにしんめいじんじゃ。
みずほしのくいきにはいる。
いぶきやまをみながらすすんで、ひだりしたにひがしむすぶいちりづか。
みずほしのくいきをでて、ひだりにいりかたすいぼうそうこ。わじゅうちたいだであるすいぼうそうこか。どういうわけかかべにべにすのえ。
みぎ、たんぼをへだてたむこうにきっこーまんこうじょうのしろいおおきなたてもん。
がいろじゅにそってにしにすすむ。おだやかなふうけいだ。
みぎした、たんぼのあぜにさぎがあそぶ。
そらにとぶ。
なんぼくのどうろをよこぎったとこで、みぎかど、こんくりーとのきのうえにあんないかんばんがあって、「れきしのみち、かまくらかいどう、みのじ」ってかいてある。ずーっとみのじをあるいてきたっておもっとっただけど、かまくらかいどうでもあっただ。「てるてひめゆかりのまちやかんのんどうまで0.5きろ」「えんむすびのむすぶじんじゃまで0.6きろ」ともかいてある。
さらにがいろじゅにそって、いぶきやまをみて、さきにすすむ。
みぎにいしぶみ。しょうめんに「ごこくほうじょう|うかのみたまのみこと|こめのみやのあと」、みぎめんに「1985ねん5がつはつか|むすぶかみむらくみいんいちどうけんし」ってかいてある。ようは、ここにたべもんのかみさまをまつるこめのみやがあったってことだ。
すすんで、ひだりにはくさんじんじゃ。どてのしゃめんのうえにあるやしろが、みのじにせをむけてある。
すすんで、みぎにまちあいこうえん。となりにみえるおどうはまちやかんのんどうにちがいない。いや、おちついた、おだやかないいこうえんだ。ずーっとここにおりたい。
ふんすいをながめとるとこで、かねのねがきこえてくる。12じだ。
となりはまちやかんのんどうでまちがいなかった。
さらにとなりのまちやこうかいどうとのあいだにふたつのせつめいがきがあって、てるてひめとまちやかんのんどうのこと、かまくらかいどうとまちあいのことがかいてある。つぎのとおり。
「おぐりはんがんをしたってこのちにきたてるてひめが、むすぶじんじゃにさいかいをねがったところ、てるてひめがもっとった『いっすんはちぶのこがねのまもりほんぞん』をここにおいていけっていうおつげがあって、ほのとおりにした。さらにほのあと『いっすんはちぶのこがねのまもりほんぞん』をまちやかんのんどうのじゅういちめんかんのんのうえにおくことになった」。
「かまくらばくふができてかまくらかいどうがせいびされた。にしからみののくににはいって、ふわぐんあおはかじゅく、あんぱちちょうまちや、いりかた、すのまたちょうふたつぎってとおって、かみじゅくでながらがわをわたって、はしましをとおっておわりのくににはいって、くろだ、おりづってひがしにいく。このちもまちあいのばしょだったことからまちあいっていうちめいがつけられた。さらにりょかんやみせがたちならぶしゅくばまちをなしていって、まちあいからまちやっていうちめいにかわった」。
いや、かまくらかいどうからみのじのじだいはここもにぎやかなとこだって、よにしられるてるてひめもここにこんなものがたりをのこしとるだ。
まちやこうかいどうのにしからきたにさんどうをすすんで、むすぶじんじゃにおまいり。
もどるとちゅう、さんどうのわきにせつめいがきをはっけん。ながしののたたかいやえちぜんせいばつのまえに、ここでなのかかんのせんしょうきがんをしたっていう。みのじにはいろんなれきしがある。
もどって、まちやこうかいどうからすぐにしにまあはいいびがわのていぼうがみえる。
ていぼうどうろにあがって、かわもはみえん。むこうぎしのむこうにいぶきやま。むかしはこっからわたしぶねにのってむこうぎしにわたっとっただけど、いまはこのかみにあるしんいびがわばしをわたっていくしかない。
ていぼうどうろをきたにすすんで、かわももみえてくる。しんいびがわばしもみえてくる。
しんいびがわばしのみなみがわほどうをあるいていく。
みぎ、かみにかかる、てっこつとらすのとうかいどうせんてっきょうを313けいすてんれすでんしゃがひがしにいく。ほのすぐむこうに、いまはほこうしゃせんようのはしとしてつかわれとる、きゅういびがわてっきょうがあって、さらにかみにかまぼこがたのてっこつとらすのたるみせんてっきょうもある。
ひだり、しも、ひのひかりにきらめくかわものせくしーなこと。
わたりきって、いびがわのていぼうどうろをみなみにいく。
さわたりじょうやとうをはっけん。わたしぶねはここにとうたつしとっただ。わきにたつせつめいがきをよんでみる。むかしはこのいびがわをさわたりがわっていっとって、りょうぎしをいききするわたしぶねをさわたりのわたしっていっとっただげな。ほー。
みのじはこっからまたりくろでさきにいくだけど、きょうのみのじあるきはここまでにして、かえりのでんしゃにのるためにせいほくほうこうにひがしおおがきえきにむかう。
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(2024ねん2がつ26にち、げつようび、へいじつ)