みのじあるきのしゅうちゃくてん、なかせんどうたるいじゅくをのぞいてみる。これまでにきてんとうかいどうみやじゅくからおおがきじゅくをすぎたしおたじょうやとうまであるきおえて、あとはしおたじょうやとうからたるいじゅくまでのかんになったみのじあるきだけど、さきまわりしてしゅうちゃくてんをみとくことにした。
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たるいででんしゃをおりて、えきまえにたけなかはんべえのどうぞう。しょうぎにこしかけてぐんばいうちわをてにするすがただけど、しゅもくざめみたいなかぶとがおもしろい。せつめいにこうかいてある。「1544ねんから1579ねん。とよとみひでよしのさんぼう。ちをながさんでいくさにかつことをついきゅう。とよとみひでよしをてんかびとにみちびいた。たるいにはきょじょうぼだいやまじょうがあって、じんやもげんぞん」。なるほど、なまえにききおぼえはあったけど、ひでよしのさんぼうだったか。
かんこうあんないじょはしまっとって、ほのままえきまえをきたにあるいていく。
みぎにとみだやすーぱー。ほのうらにかわ。さっきでんしゃでわたってきたあいかわだ。
にしにいってつきあたりてぃーじ。ほのひがしみなみかどにくらしのいりょうまつざかや。
つきあたったみちがなかせんどうで、つきあたりてぃーじからちょこっときたにいったみぎがわ、あいかわばしのみなみづめにたるいじゅくひがしのみつけ。ここがたるいじゅくのいりぐちなだ。たびびとのために、「なかせんどうたるいじゅくかんこうちず」のでっかいかんばんもたっとる。みのじのごうりゅうちてんが、こっからあいかわばしをむこうにわたっていったとこにあることをたしかめ。
あいかわばしのたもとに、「あいかわのにんそくわたしあと」のせつめいがき。えどほうめんからきたひとたちはにんそくわたしでこのあいかわをわたって、たるいじゅくにはいってきただ。ちょうせんつうしんしとかの、えらいひとがとおるときだけきばしをかけたってのもおもしろい。
みのじのごうりゅうちてんめざして、あいかわばしをきたにわたる。ひだりかみ。
かわもからうがとびたっていく。きそがわうかいやながらがわうかいはなだかいけど、いびがわのしりゅうあいかわにもうがおるだ。
あいかわばしのきたづめからひがしにいって、うめたにがわおいわけばし。
おいわけばしをわたったむこうがみのじのごうりゅうちてん、たるいおいわけ。ここたるいおいわけでなかせんどうがみなみむきからにしむきにむきをかえるだけど、ここにひがしからまっすぐみのじがごうりゅうしてくるってかたちだ。おいわけのひがしきたかどにかくばしらのみちしるべ。
かくばしらのみちしるべのおくにいしのみちしるべもある。
もどって、あいかわばしをみなみにわたりかえす。
ひがしのみつけからたるいじゅくにはいっていく。いかにもなしゅくばまちのふぜいだ。
みちがみぎにくのってにしむきになる。
「かみゆいどこつるきち」。いっけんいっけんのみせにこんなきのかんばんがつけてある。
つきあたりかっておもったとこに、はたごかめまるや。むかしのまんまのすがたでまんだやどやをやっとるっていうでおどろく。
じつはつきあたりじゃなくて、ひだりにずれてたるいじゅくがさらににしにつづくことをたしかめ。
えきまでもどったとこで、たるいまちあんないずのおおきなかんばんとたるいじゅくちずのおおきなかんばん。またあらためてまちあるきにくるよ。
(2024ねん6がつにじゅうよっか、げつようび、へいじつ)