岐阜につながる鉄道のうつりかわり 8.揖斐線の延伸と竹鼻線の延伸

岐阜につながる鉄道のうつりかわり 8.揖斐線の延伸と竹鼻線の延伸
△ 岐阜につながる鉄道のうつりかわり 8.揖斐線の延伸と竹鼻線の延伸

8回めのこんかいは1928年と1929年。西北方向に揖斐線黒野から本揖斐までのびて、みなみ方向に竹鼻線竹鼻から大須までのびる。

揖斐線の延伸
1928年12月はつか、美濃電気軌道により揖斐線黒野から本揖斐まで延伸して全線開業となる。市内線と連絡する忠節を起点に美濃北方を経由して、西濃地区に属する黒野、本揖斐までの路線で、黒野から谷汲鉄道が分岐して、おなじく西濃地区に属する谷汲にもつながる。

竹鼻線の延伸
1929年4月ついたち、竹鼻鉄道により竹鼻線竹鼻から大須まで延伸して全線開業となる。美濃電気軌道の名古屋本線と接続する笠松を起点に竹鼻を経由して大須までの路線だ。ちなみに、名古屋本線はこの時点ではまんだ愛知県につながっとらんくて、竹鼻鉄道と直結して、ともに岐阜県内で完結する路線だった。

このときの笠松駅はいまの西笠松駅だった。

これをもって岐阜につながる鉄道網が完成。ほの大部分は美濃電気軌道の路線だ。


(さんこう)