あつみはんとうのさきっぽのほう、うちがわにあるふくえってまちにいってみることにした。ちずでみてしってはおったけど、おんなじあいちけんのなかにありながらいったことのないまちだ。たはらしはくぶつかんでかいさいの「あつみせんてん」にいって、とよはしてつどうがふくえまでいくけいかくがあったことをしって、ほいから、とよはしてつどうができるまえは、とよはしのむろみなととふくえみなとをむすぶふねのこうろがあったことをしって、ついにいってみることにした。
〔でんしゃとばすをのりついでふくえまで〕
〔ふくえまちあるき〕
[ふくえのちず]
◇ ◇
でんしゃとばすをのりついでふくえまで
にしおせんふるいからきたいきのでんしゃにのる。
みなみあんじょうで、2りょうめとびらまえのべんちしーとにすわれた。5にんがけに4にんずわりしとるけど、きぶくれのきせつだでしょうがないか。ところで、ほっそりしたかっこいいおねえさんがたっとる。どこでおりるのかな。
きたあんじょうでとなりにすわっとったひとがおりた。こうばづとめのひとかな。
しんあんじょうにつくと、ほっそりしたかっこいいおねえさんはあいたせきにすわって、のりつづけていった。
- 〔ふるい → (めいてつにしおせん=ふつう) → しんあんじょう〕
なごやほんせんにのりかえ。とよはしいきとっきゅうのこおろぎとっきゅうにのる。ざせきはとくべつしゃ1ごうしゃ5しー。みぎつうろがわはしらまえ。となりはつとめにんのおじさん。
ひがしおかざきでひだりつうろがわのひとがおりて、まどがわにすわっとるおねえさんがみえる。
「つぎはこう。いなにもとまる。」ってしゃないほうそう。
こうでひだりまどがわのおねえさんがおりて、ひだりつうろがわのせきにうつる。ふたせきぶんつかってゆったりできたほうがいい。
もってきたぷれーぼーいをみる。まつもとれいよさんとか、ちとせまちさんとか、かわづあすかさんとか、きれいなおねえさんがいっぱいだ。
とよはしについて、でんしゃをおりる。
- 〔しんあんじょう 7:18 → (めいてつなごやほんせん=とよはしいきとっきゅう *1)〕
とよはしてつどうにのりかえ。いきつぐまもなくのりかえ。しんとよはしからたはらいきひまわりごうにのる。ひまわりごうなのにあおいろでんしゃ。でんしゃは3りょうへんせいで、しゃりょうばんごうせんとうから1804、1854、2804。7じ55ふん、えきをでる。
やぎゅうばしにとまる。おりるひとものるひともりょうほうある。こうこうもあるみたいだ。
こいけは、はんたいからきたしでこぶしごう2806とどうじにとまる。
とんねるをぬけて、あいちだいがくまえにとまる。
みなみさかえにとまる。おりるひとものるひともりょうほうある。
[1]たかしにとまる。はんたいでんしゃもなくえきをでる。
きりとおしをくだっていく。
あしはらでしょうぶごうしんがり1805といきちがい。すぐにはまだがわをわたる。
うえたにとまる。やっぱりくさぶかいえきだ。ここでしゃしょうさんがまえにくる。
むこうがおかにとまる。みぎかためんのりばのかんたんなえきだ。こんなえきでもなんにんかおりるひとがあるのにびっくり。
しゃしょうさんがうしろにもどっていく。
おおしみずにとまる。
こうこうせいがどどーっておりていく。とよはしみなみこうせいだ。
はまぼうごうせんとう2802がやってきて、えきをでる。はまぼうごうからもいっぱいおりていくのがみえる。
おおしみずをでて、ざおうやまがみえてくる。あつみはんとうちゅうぶ、たはらのまちのきたにあるやまだ。
おいつにとまる。ここもくさぶかいえきだ。じょしこうせいがなんにんかおりる。こんなとこにもこうこうがあるのか。はんたいでんしゃもこんのにながどまり。
| (あとでわかったこと)おいつは、とよはししりつかせいこうとうせんしゅうがっこうのもよりえき。 |
えきをでて、またしゃしょうさんがくる。
すぎやまで、つつじごうしんがり1803といきちがい。
えきをでて、しゃしょうさんがうしろにもどっていく。
やぐまだいはのりおりなし。1971ねんに、とよはしてつどうがえきのまわりをたくちかいはつしとるだけど、のりおりなし。
ところで、まんだでんしゃにのっとるこうこうせいがあるだけど、しゅうてんたはらがもよりえきになる、せいしょうこうこうのせいとにちがいない。
やまのいりぐち、としまにとまる。ひだりかためんのりばのえき。
えきをでて、しゃしょうさんがくる。こんなにいったりきたりするのは、でんしゃんなかできっぷをうらにゃいかんでか。
かんべにとまる。おりるひとが3にん。つばきごうせんとう2808がきて、えきをでる。
しゃしょうさんがうしろにもどっていく。
がっちりしたみどりいろのがーだーばしでしおかわをわたる。
しゅうてんたはらは2ばんのりばについて、でんしゃをおりる。8じ35ふん。
- 〔しんとよはし 7:55 → (とよはしてつどうあつみせん=たはらいきひまわりごう) → 8:35 たはら〕
えきいんさんにふくえにいくばすののりばが2ばんのりばであることをおしえてもらって、じかんまち。
| (あとでふしんにおもったこと)でんしゃとばすののりつぎわりびきけんをくれんかった。 |
ばすのりば1ばんのりばについたあつみびょういんいきばすからひとりおりたひとが、えき2ばんのりばにおるひまわりごうにのっていく。
つぎのでんしゃ、きくごうがえきにつくのがみえる。おりたのはたった3にん。まあ、がっこうにはまにあわんじかんだ。
ばすのりばのわきに、「はいしされたあつみせんと『まぼろしの』あつみせんろせんず」をはっけん。たはらからさらにふくえまでいくけいかくがあったとよはしてつどうだけど、じつはたはらからかじ、くろかわばらまでのふたえきかんは、いったんかいぎょうして、はいせんになっとる。ほういったむねんをのこすために、ここにこのかんばんがおいてあるのか。
【はいしされたあつみせんと『まぼろしの』あつみせんろせんず】
【あつみせんえんしんけいかく】
ばすのりばのじこくひょうをたしかめ。のるのはたはらえきまえ9じちょうどのいらごみさきいきばすで、りょうきんはふくえまで820えん。
あ、きたのか!っておもったら、わずかに2ふんはよでるほびいきばす。まちがいやすいな。
つぎに、いらごみさきいきばすがきて、のる。しろいしゃたいに、みどりいろやきみどりいろのおびのはいったばすだ。まなかがつかえんくて、せいりけんをとってのる。じょうきゃくはおれひとり。
さいしょは、たはらえきまえどおりをきたにいく。
たはらかやまちこうさてんをひだりにおれて、にしにたはらかいどうにはいっていく。
たはらしやくしょまえにとまるも、のってくるひとはなし。
たはらけいさつしょまえをとおっていく。みぎに、ざおうやまからつづくやまなみをみていく。
きたやまくりにっくばすていをいく。
みぎにあつみのうぎょうこうこう。
すぐにのうこうまえばすていにとまるも、のってくるひとはなし。ところどころでじかんまちするのか。
たんぼんなかのしんごうこうさてんをみぎにおれて、すぐにはんたいばすとすれちがい。
ふきあげばすていをいく。
ひだりにたはらのだゆうびんきょくをみて、すぐにのだばすていでじかんまち。
いまかたばすていをいく。
ひだりにやまなみ。
まくさぐちばすていをいく。
みぎうしろにみかわわんがみえる。
みぎにずーっとみかわわんをみていく。
えひまやがいせんたーまえをいく。
うづえこうさてんからすぐみぎにみかわわん。
きりとおしをのぼっていくとこで、はんたいばすとすれちがい。
みぎにいずみみなと。
えひまばすていのみぎにいずみゆうびんきょく。
しんえひまばすていからすぐに、いずみしょうがっこうきたこうさてん。
ずーっとたはらかいどうをにしにいく。
いかわづばすていでおばあさんがのってくる。
いしがみこうさてんからすぐにいしがみばすてい。
みぎにいらごけあせんたー。
たかきひがしこうさてんからきたに、ふうりょくはつでんようのふうしゃがいくつかみえる。
おんなじたかきひがしこうさてんからみなみ、たんぼやおんしつをへだててやまがみえる。
たかきばすていをいく。
おりたちばすていをいく。まちになってきたぞ。
こださかうえばすていのひだりにあつみゆうびんきょく。
ふくえなかこんやこうさてんのむこう、ひだりにくねっていくみちのみぎがわにりっぱなたてもん。
りっぱなたてもんのまえがふくえばすていで、ここでばすをおりる。
のってきたばすをみおくり。
- 〔たはらえきまえ 9:00 → (とよてつばす=いらごいきみさきばす) → 9:30〕
ふくえまちあるき
ふくえばすていのまえにふくえしみんかん。ばすていにつくまえからみえたりっぱなたてもんは、ふくえしみんかんってなまえがついとった。いや、しみんかんってききなれんことばだけど。ももいろのそとかべで、にかいだてのすてきなようかんだ。
- うしろにはたけむらじんや。いまはこうえんになっとるとこにじんやがあっただげなけど、せつめいがきがたっとって、こんなふうにかいてある。
- 「ふくえはむかし「はたけ」ってなまえだった。はたけむらじんやは、1688ねんにできたおおがきしんでんはんのやくしょで、このあたりの「はたけ、こだ、むかいやま、かめやま、ひい、いかわづ」のむっつのまちと、ぬかたぐんのいつつのまちをかんかつしとった。はたけみなとにつづくさかみちをしろさかってよんどるのは、このじんやをしろにみたててのことだ。」
- 「おおがきしんでんはんは、はんしゅやかしんのほとんどがえどのやしきでくらすじょうふだいみょうだった。りょうちはみかわの11のまちのほかみのの10のまちがあった。」
- ふくえのもともとのなまえがはたけだったとはしらんかった。おおがきしんでんはんってのも、はじめてきく。にほんじゅうにこんなこまかいれきしがいっぱいあるだ。
- みちをわたって、ふくえしみんかんをみにいく。せつめいがきがたっとって、こんなふうにかいてある。
- 「1930ねん、ふくえまちやくばとしてたてられた。さゆうたいしょうのきかがくてきなでざいんがとくちょうてき。けんせついらい、ふくえまちやくば、あつみまちやくば、しょうこうかいととちかいりょうくのじむしょとしてりようされてきた。1935ねんごろのしゃしんにあるひまらやすぎは、たてもんとともにいまもけんざいだ。」
- なるほど、そもそもふくえまちやくばだっただ。あとであつみまちやくばにかわったってことは、ここふくえがあつみはんとうのちゅうしんだってことをいみする。
- ほんかんのおくにべつむねでたいいくかん。これもほんかんににたようかんだ。
ふくえしみんかんのへんをぶらぶらしとったとこで、たまがわしょくどうのまどふきのおねえさんが、おはようございます♪ってこえをかけてくれる。きもちいいな。
たまがわしょくどうのすぐとなり、おれんじってみせにはいってひとやすみ。もーにんぐせっとをちゅうもん。うでたまごがつるってむけてきもちいい。げんちのちずをもってっただけど、かわのなまえがよめんくて、みせのひとにきいてみる。「めめだがわ」だっていう。めんきょのめんをふたつかさねてたんぼのた。こいでめめだがわか。
みせをでて、めめだがわのほうにいってみる。ばすどおりはたかみをとおっとって、ばすどおりからさかをくだっていくかたちになる。
くだっていくとちゅう、いづつろうってやどやをはっけん。もくぞうかわらぶきにかいだて、くろいいたかべのしぶいたてもんだ。
めめだがわのていぼうまでおりてみると、しもにみなとがみえる。ふくえみなとか。かこうにせきもみえる。
2ごうりっこうをくぐってぼうちょうていのなかにはいって、せきのほうにむかう。
せきのとこまでいくと、ほのむこうにもふねがとまっとる。せきのなまえは、めめだがわひもん。「1990ねん2がつ|じぎょうしゅたい:あいちけん|ながさ48.1めーとる|たかさ14.4めーとる|もんちゅう4き|しこう:ごようどいきょうどうきぎょうたい|とぴーこうぎょうかぶしきがいしゃ」。
いりえのむこうにみえるやまは、みかわわんをへだてたむこうのさんがねやまか。
せきをわたって、めめだがわのむこうぎしにいく。かわのこっちはまちだったけど、むこうはいなかだ。
いなかがわのていぼうをずーっとかみにいって、まちがわのぼうちょうていにすいもんをはっけん。
さらにかみにあるいたとこで、じょうせきばしをわたってまちがわにもどる。わたったつきあたりに、あさひやってうどんや。
かわにあたったとこで、たもとにせつめいがき。
めめだがわからはなれて、ちょうおんじにおまいり。
うらどおりをあるいて、ばすどおりをめざす。
はしをわたるてまえで、はらじんしんぶんてんのまえ、かわぞいにせつめいがき。このはしがかんのんばしで、まあひとつしものはしがふくえばし。かわは、さっきみつけた、めめだがわのまちがわのぼうちょうていのすいもんにそそぐかわで、えがわっていうかわだった。えがわをさかいにして、むこうがわがしもじちくで、こっちがわがはらのしまちくになる。しもじちくからはらのしまちくへと、ふくえのまちがひろがっていくようすがかいてある。
1955ねん、ふくえばしをわたるがっぺいしゅくがぎょうれつのしゃしんもある。
しもじちくにはいって、かくじょうろうってやどやをはっけん。もくぞうかわらぶきにかいだてのおおきなたてもんだ。さいしょにはっけんしたいづつろうもおんなじしもじちくにある。
よつつじをみぎにおれてさかをあがりかけていくとこで、みぎによかろうってりょうりや。いづつろう、かくじょうろう、よかろう。このあたりがふくえのまちのちゅうしんだ。
さらにさかをあがっていくとちゅう、じてんしゃでくだってきたへるめっとのちゅうがくせいに、こんにちわ!ってこえをかけると、ぺこっとあたまをさげていく。
またのぼりざかのとちゅう、ひだりがわに「しろさか」ってせつめいがき。むかしはたけみなとっていったふくえみなとと、むかしはたけむらじんやだったふくえこうえんをむすぶこのさかをしろさかっていっとっただっていう。ほいから、せつめいがきのしたのいしがきづつみが、じつは「ちょうひちたたき」でできとるっていう。いや、ちょうひちたたきっていやあ、わがにしみかわでめいじようすいのえんていやよしいけひもんをたたきでつくったことでなだかいだけど、このひがしみかわのちでも、はっとりちょうひちのぎじゅつがいかされとったとはうれしいはなしだ。
1955ねんだいのしろさかのしゃしんもある。ひとがいっぱいあるいとるのがいいな。
ばすどおりにでてみぎにおれる。
いらごみさきほうめんにばすどおりをくだっていったつきあたりに、はたけのみやのとりい。ふくえのむかしのなまえ、はたけが、いまここにだけのこっとる。
うっそうとはえるきぎのなかにやしろ。ちどりはふつきのでっかいこうはい。てすりつきのまわりえん。
みあげるおおいちょう。
はたけのみやからみなみにつづいてふくえしょうがっこう。まわりはじゅうたくがい。なんちゅうしずかなかんきょうだ。とおりがかったおじいさんとこんにちわ!ってあいさつ。
ふくえばすていまでもどって、かえりのじかんをたしかめる。ばすは1じかんに2ほん。9ふんと39ふんだ。
たまがわしょくどうにはいってひるめし。うなぎどんぶりをちゅうもん。おすすめのあさりじるもちゅうもん。
まんぞくして、かえりのばすにのる。
(2024ねん12がつふつか、げつようび、へいじつ)
(さんこう)
- とよはしてつどうをふくえまでのばすけいかくとむろみなととふくえみなとをむすぶふねのこうろのこと
- たはらのたびとあつみせんてん
- あつみせんえんしんけいかくず。いまはめいてつやとうかいどうせんとつながるしんとよはしをきてんにたはらまでをむすぶあつみせんだけど、たはらからにしにふくえまで、さらにたいへいようにめんするいらごまでろせんをのばすけいかくがあっただ。いや、いまからでもじつげんしてほしい。さらにめいてつでんしゃものりいれて、ぱのらますーぱーでなごやからいらごまでいけるようにしてほしい。
- むかしのこうろず。むろみなとがとよはしのみなとで、こことたはらみなとをむすぶ35にんのりのふねが1にち6おうふくから8おうふくあったっていう。
(※ こうろずには「ふくえむろかん1にち1おうふく」のこうろもある)
- たはらのたびとあつみせんてん
- とよはしてつどうのしゃりょうのこと
- このひのこと
*1:こおろぎとっきゅう。とくべつしゃ1ごうしゃ5しー。みぎつうろがわはしらまえ。








































