2022年3月とおか、彦根にいってきた。この1週間まえに今津でみたボーリズ建築が彦根にもあるってきいて、いってきた。今津でみたボーリズ建築は、もと第百三十三銀行今津支店の今津ボーリズ資料館とにほんキリスト教団今津教会、旧今津郵便局のみっつ。彦根にあるってきいたのは、滋賀大学陵水会館と旧彦根高商外国人教員住宅のふたつ。滋賀大学はわが母校なだけど、陵水会館がほんな有名な建築だったとはまったくしらんかって、あらためて母校をおとずれたしだいだ。第百三十三銀行は滋賀銀行の前身で、彦根高商は滋賀大学の前身。ざんねんながら陵水会館のほうはみることができんかっただけど、母校をなつかしんで、まちのふぜいをたのしんできた。いきは新幹線をつかっていって、かえりは東海道線をつかってかえってきた。
〔いき〕〔彦根〕〔かえり〕[乗車記録]
◇ ◇
いき
さいしょは西尾線。ふるい7時22分の岐阜いきふつうにのる。電車は9506編成4両9500系ぎんいろ電車。乗客はたちきゃく3わりだけど、たまたまあいとった1席にすわっていく。
みなみあんじょうは先着。西尾いきふつうのかんつうがたがきて、しゅっぱつ。うしろは鉄仮面。きたあんじょうに停車。みなみあんじょうときたあんじょうで、たちきゃく6わりにふえる。しんあんじょうは3番のりばに停車。ようけおりて、たちきゃく3わりにへる。こっから名古屋本線にはいっていくだけど、連結もまちあいもなくしゅっぱつ。牛田に停車。のりおりがあって、たちきゃく5わりにふえる。ベンチシートのヒーターがここちいい。
7時38分、知立は5番のりばにとうちゃく。おおぜいおりる。おれもおりる。だいぶ席があいて電車がでていくのをみおくり。
おりた5番のりばでまって、知立7時42分の岐阜いき快速特急にのる。電車はパノラマスーパーで、うしろから2両めの特別車2号車4Bにすわっていく。みぎまどがわはしらかげ。シートはあおいろで、もともとのシートからへんこうになっとるみたいだ。
神宮前は1番のりばに停車。むかいの2番のりばにはいってきた新鵜沼いきミュースカイがすぐにでてったら、またすぐに3番のりばにセントレアいきミュースカイがはいってくる。
金山に停車。
トンネルにもぐって、名古屋にとうちゃく。8時8分。
名鉄地下かいさつからあがって、JR広小路ぐちに移動。まどぐちで米原までの新幹線きっぷをかう。指定席は必要なく自由席。
かいさつからながーい通路をとおって新幹線のりばにあがって、名古屋8時20分の新大阪いきひかり号にのる。
まずは3号車まえにある喫煙室でいっぷく。コロナさわぎでひとりづつの利用に制限されとって、ひとりまってからいっぷく。
自由席は1号車から5号車で、2号車9Eにすわっていく。みぎ2席まどがわ。
岐阜羽島になが停車。
トンネルてまえでうりこさんがまわってくる。ひかり号だでだ。こだま号だと車内販売がない。
8時48分、米原にとうちゃく。
かいさつをはいりなおして在来線3番のりばにおりたとこで、むかいの2番のりばにおった米原いきふつうの313系ステンレス電車が大垣方向にひきあげられていく。
みぎどなりのしまは5番のりばに金沢いきしらさぎ。しんがりの車両番号681-2502。しらさぎは北陸新幹線開通で運行とりやめになる絶滅確定種だ。東海北陸はとおくなる。
ひだりどなりの近江鉄道のりばには多賀大社前いきのあおいろ電車。
また、桃太郎のけんいんする貨物列車が琵琶湖線をにしにいく。
さて、3番のりばにとまっとった、米原9時ちょうどの加古川いきふつうにのりこむ。電車は、先頭クハ222-2061のW35編成8両223系電車。
時間がきて、しゅっぱつ。琵琶湖線をみなみにむかってすすんでいく。はんたい電車は、広大な線路群のはるかかなた。
みぎにゆみなって、新幹線をくぐる。
しろいがっちりした鉄骨トラスの矢倉川鉄橋をわたる。
ひだりにゆみなっていくとこで、あおい電気機関車のけんいんする貨物列車とすれちがい。EF210-111。
9時5分、彦根にとうちゃく。いまさらながら、なかせんがのこっとることを認識。
のってきた電車をみおくって、橋上かいさつをでる。
彦根
えきまえどおりをにしにあるく。
なかぼりにとうちゃく。そとがわのほりだ。学生時代はしらんかったけど、うちがわのほりがうちぼりで、そとがわのほりがなかぼりっていうらしい。いや、まぎらわしい。いまはうめられちゃっとるけど、まあひとつそとがわにあるほりがそとぼりっていわれとって、こうやっていいわけとるだ。ところで、いしがきに作業員さんがふたりへばりついとる。はらはらするわ。
なかぼりをみなみにまわっていって、京橋にとうちゃく。まんだなかぼりはにしにずーっとつづく。
なかぼりをまたにしにあるいて、とちゅうから、みなみに平行するななまがりをにしにあるく。このななまがりぞいに下宿もあった。自転車にのったおんなのこがすれちがいにあいさつしてくれる。きもちいいな。なかぼりがみぎかねんてにまがるとこにでて、ほっからなかぼりぞいにちょこっときたにいって滋賀大学にとうちゃく。とちゅうでひだりクランクしてきたにのびるなかぼりのそとがわが滋賀大学のしきちだ。
校門をはいってすぐに講堂。木造2階だてで、しろいいたばりの外壁にうすみどりいろのふちどりのあるうつくしいたてもんだ。ここで入学式をやったよ。当時はまっとくすんどったようなきがする。ちなみに、いま木造のたてもんはこれだけだけど、当時はぜんぶ木造のたてもんだった。受験まえにしたみできたときは、小学校じゃないかっておもったぐらいだ。
まっすぐにしおくにすすんで、陵水会館は改修工事中。あしばにかこまれて、たてもんがみえん。またなんかの機会にくることにするよ。
ほっからこんどはきたおくにいってみる。なかぼりがクランクしとるのにあわせて、大学のしきちもL字がたになっとるだ。鉄筋コンクリートのたてもんがいくつかあって、いちばんおくに体育館。学生時代バドミントンをやっとっただけど、この体育館じゃなかった。しきちのそとにあった。体育館のうらが運動場で、ちょうどアメフト部が練習やっとる。むかしはなかったクラブだ。おんなのマネージャーがいっぱいおって、うらやましい。校門までもどるとちゅう、なかぼりごしにみる講堂のうつくしいこと。まるでえはがきだ。ところで校内にバスがはいってくるのを発見。彦根駅と滋賀大学をむすぶ路線バスができただ。
滋賀大学の校門をでて、すぐにきたになかぼりをわたっていしがきのなかにはいっていく。またすぐに西中学校の正門につきあたって、みぎかねんてにまがってひがしにいく。
ひがしにのびるみちの1本きたのみちに、旧彦根高商学校外国人教員住宅を発見。いや、こんなとこにボーリズ建築があったとは。ただ、あんまり整備されとらんくてみばえはよくない。
もどってひがしにのびるみちをひがしにあるく。みぎ、おれがバドミントンをやっとった体育館はいまはない。さらちになって、家老岡本黄石(おかもとこうせき)やしきあとのいしぶみがたっとるだけだ。ひだりにうちぼりがあらわれて、ひだりにまたさらち。近江高校があったとこだけど、どこにいったのか。いぬをつれてとおりがかったご婦人にきくと、松原([ま]つばら)にいったとのこと。彦根城から西北の、水泳場のあるとこだ。ほんなとこにいったのか。もと滋賀大学体育館となりのテニスコートむかいの弓道場がうつったこともおしえてくれる。いや、ほれは、ほんなとこに弓道場があったこと自体しらんかった。
大手門橋までいったとこで、ふねがやってくる。いや、むかしはふねなんかなかった。かわったもんだ。
大手門橋をわたっていったとこに、ちりとりいしがき。ほりばたにふなつきばみたいな長方形の空間と、ほこにおりるいしだんがある。ほかの部分はほりばたぎりぎりまで斜面がきとるだけど、ここだけえぐれとってほれがちりとりみたいにみえるでこういうなまえをつけただ。みごとななづけだ。ながらく斜面にうもれとったもんを、さいきんになって発掘したみたいだ。調査結果によると、この空間にはしきいしがつめてあって、みなもとのさかいのこしまきいしがきもしっかりしたもんだったとのこと。なんのためにつくったのかっていうと、ほりにたまったごみをとりあつめるためにほりにおりるくちであるとのこと。ほいから、ここにふねをおいといて、ひそかに外部と連絡することもできたっていう。
ほれと、城下の区分についても、説明がきをよんではじめてしった。うちぼりのなかの天主閣もある区域が第1郭、うちぼりとなかぼりのあいさが第2郭、なかぼりとそとぼりのあいさが第3郭、そとぼりよりそとが第4郭。ほりによって、城下はよっつの郭にわかれとるだった。復習してみると、滋賀大学まではずーっと第3郭をあるいていった。ほっからなかぼりをわたって、第2郭にはいっていった。さらに大手門橋でうちぼりをわたって、ちょこっとだけだけど第1郭にはいってみた。ってぐあいだ。
京橋でなかぼりをわたって、第2郭から第3郭にはいる。第3郭にはいって、まあいっかいななまがりをあるいて下宿しとったうちを発見。表札もおもやもかわっとらんけど、わがねおきしとったおくのはなれはない。
京橋からみなみにのびるとおりがいまの彦根のめぬきどおりで、このとおりにめんするせんなり亭心華房にはいって、サイコロステーキごぜんを注文。むかしは第4郭の銀座どおりがめぬきどおりだって、千成亭もほっちにあっただけど、こっちにもみせをだしただ。学生にはたかねのはなだったみせにはいってみたってわけだけど、やっぱりちょっと高級すぎたかもしれん。
あれこれむかしをおもいながらあるいてえきまでもどる。えきまえ平和堂の地下1階におりて110円のコーヒーのんでひとやすみ。いまは平和堂からアルプラザ彦根ってなまえをかえとるみたいだけど、たてもんなかはひとがいっぱい。彦根ってむかしもにぎやかだったけど、いまもにぎやかだ。すばらしい。
かえり
かえりの電車。ひるめしをぜいたくしすぎて、新幹線をつかわんでかえることにする。まずは岐阜まで琵琶湖線と東海道線でいく。橋上かいさつにあがって駅員さんにこのままマナカではいっていいかきくと、「でるときに精算せにゃいかんくなるで、ほれよりマナカで岐阜までのきっぷをかったほうがいい」とのことで、ほうする。共通化されたICカード乗車券でもまんだめんどうはのこっとるわけだけど、ひさしぶりのきっぷがちょっとうれしくもある。
かいさつから1番のりばにおりたとこで、はんたい線2番のりばのうしろ、近江鉄道彦根車両基地にとまっとるきいろい電車がみえる。近江鉄道はいろとりどりだ。
さて、1番のりばに彦根13時13分の米原いきふつうがはいってきて、のる。電車は、4両編成たす8両編成の12両編成223系。車掌さんのこえのかわいいこと。
13時19分、米原は5番のりばにとうちゃく。大垣方面にのりつぎのかたは7番のりばに移動してくださいって、車掌さんから案内放送。JR西日本琵琶湖線からJR東海東海道線へののりつぎになる。
こせんきょうをのぼりおりして、7番のりばに移動。米原13時30分の大垣いきふつうにのりこむ。電車は、先頭クモハ313-5302のZ2編成4両313系ステンレス電車。
時間がきて、しゅっぱつ。みぎ6番のりばからでていく、回送のW33編成223系電車につづいていく。
ゆるくみぎにゆみなって、北陸線ごえ。
あおい電気機関車のけんいんする貨物列車とすれちがい。EF210-156。
醒ケ井(さめがい)に停車。のりばにひとっこひとりまっとらんのがかなしい。
正面に伊吹山がみえてくる。
ずーっと正面に伊吹山をみていく。
近江長岡(おうみながおか)に停車。
おおまがりにはいって、おおきくみぎにゆみなって、またおおきくひだりにゆみなる。
直線にもどって、柏原(かしわばら)に停車。ひだりに伊吹山。
柏原をでて、つぎは関ケ原ですの案内放送。
みぎに中山道今須宿をみていくとこで、ほのさいご、ひだり車窓に妙応寺。すぐに今須トンネルにはいる。
関ケ原、垂井って停車。
えきかん、ひだりに315系。いつかまえの2022年3月いつかに中央線に投入されたばっかりのJR東海のしんがた電車だけど、どういうわけかこんなとこにおる。
14時4分、大垣はいちばんみぎの1番のりばに逆線停車。のりつぎはこせんきょうをのぼりおりした5番のりば。ちが逆流。ちかくにおったおんなの鉄道員さんをつかまえて文句をいう。
「なんでむかいののりばに電車がつかん。みんななんにもいわんかもしれんけど、こせんきょうわたるのに難儀しとるだぞ。JR西日本や名鉄だって、ちゃんとむかいののりばに電車がつくようにしとるぞ。こんなことやっとるのJR東海だけだわ。こんなことやっとってバリアフリーもへったくれもないわ」。
5番のりばから大垣14時11分の豊橋いき快速にのる。電車は、先頭クモハ313-5017のY117編成8両313系ステンレス電車。
14時22分、岐阜は1番のりばにとうちゃく。
きたに名鉄のえきまであるいて、かいさつよこのビドフランスでひとやすみ。コーヒーに岐阜パンつけて、ごちそうさまでした。
かいさつをはいって、岐阜15時2分のセントレアいき特急にのる。電車はこおろぎ特急。
15時34分、金山は3番のりばにとうちゃく。
むかいの4番のりばにはいってきた、金山15時37分の豊橋いき特急にのる。電車はこおろぎ特急。
15時53分、知立は6番のりばにとうちゃく。
かいさつをはいりなおして、6番のりばから知立16時11分の豊橋いき急行にのる。電車は、きんぎょばちのあっかい電車。
16時15分、しんあんじょうは5番のりばにとうちゃく。
2番のりばに移動。しんあんじょう16時37分の西尾いきふつうにのる。電車は、きんぎょばちのあっかい電車。
16時45分、ふるいにとうちゃく。きょうのたびをおえる。
(さんこう)
- 乗車記録 - 2022年3月とおか、もくようび、平日
- いき
- かえり
- JR西日本~JR東海
- 名鉄
- 岐阜 15:02 → (名古屋本線=セントレアいき特急【特別車2号車8A *2】) → 15:34 金山
〔35.4キロ、32分、時速66.4キロ〕 - 金山 15:37 → (名古屋本線=豊橋いき特急【特別車2号車8A *3】) → 15:53 知立
〔21.3キロ、16分、時速79.9キロ、岐阜から知立まで1,370円(乗車料金1,010円+特別車料金360円 *4)〕 - 知立 16:11 → (名古屋本線=豊橋いき急行) → 16:15 しんあんじょう
〔4.8キロ、4分、時速72.0キロ〕 - しんあんじょう 16:37 → (西尾線=西尾いきふつう) → 16:45 ふるい
〔5.7キロ、8分、時速42.8キロ、知立からふるいまで300円〕
- 岐阜 15:02 → (名古屋本線=セントレアいき特急【特別車2号車8A *2】) → 15:34 金山
- JR西日本~JR東海
- いき
- 岐阜いきふつう - 2022年3月とおか - おぼえがき(ゆめてつどう)|2022/03/19
- 湖西線のふうけいと今津のまち - 2022年3月みっか - あきひこゆめてつどう|2022/03/09
- 2022年3月みっか、湖西線のたびをした。車窓からみえる琵琶湖のふうけいをたのしんで、今津のまちあるきをたのしんで、湖北のゆきげしきをたのしんで、かえってきた。
- 交差点をこえたみぎに今津ボーリズ資料館。いしづくりのすてきなたてもんだ。
- なかにはいって、資料をみたり館員のおねえさんのはなしをきいたり。いまは資料館になっとるこのたてもんは、第百三十三銀行今津支店としてボーリズっていうひとの設計でたてられたもんだった。第百三十三銀行は滋賀銀行の前身。いや、彦根にも滋賀銀行はいっぱいあったけど、さいしょは第百三十三銀行ってなまえだったとはしらんかった。ボーリズはさいしょ近江八幡にやってきて、ほこでいくつか建築をてがけて、ほのあとボートで琵琶湖をわたってこの今津のまちにやってきて、またいくつか建築をてがけたっていう。ボートで琵琶湖をわたってきたってのがおもしろいな。近江八幡にメンソレータムで有名な近江兄弟社って会社があるだけど、ほの創業者のひとりでもあるらしい。今津じゃあ、このたてもんのほかに教会や郵便局の建築をてがけたとのこと。ほいからおどろくことに、彦根にもボーリズがてがけた建築があった。わが滋賀大学陵水会館に旧彦根高商外国人教員住宅。陵水会館なんか現役時代にばりばりめにしとるだけど、ほんな有名な建築だったとは。あらためて母校訪問でみにいかにゃいかんわ。ほのちかくで、旧醒ケ井郵便局もいってみたい。
- えはがきみたいな…|iwase.akihiko|インスタグラム|2022年3月10日
- なんでむかいの…|iwase.akihiko|インスタグラム|2022年3月10日
- 岐阜あんぱん♪|iwase.akihiko|インスタグラム|2022年3月10日
- 彦根城 - ちりとりいしがき