2019年3月18日、全線開業みっかめのおおさか東線にのりにいった。11年まえにみなみ区間が開業したときにものりにいっただけど、こんかいはきた区間があらたに開業して全線開業になったもんだ。みなみ区間は、大和路線(やまとじせん)の久宝寺(きゅうほうじ)から分岐してきたに学研都市線と合流する放出(はなてん)までの9.2キロで、きた区間は、放出から大和路線にそって都心方向にひとえきの鴫野(しぎのまで)いって、ほっから分岐してきたに京都線(きょうとせん)と合流する新大阪までの11.0キロ。あわせて20.2キロのこのおおさか東線は、もともとあった城東貨物線(じょうとうかもつせん)を複線、電化、改良して旅客線化したもんで、大阪のひがしがわにそと環状線を形成する。
こんかいこのおおさか東線を久宝寺から新大阪までの全線のってきただけど、大和路線からののりつぎぐあいもかくにんしたくて、久宝寺から大和路線で3駅郊外よりにある柏原(かしわら)をたびの起点とした。ほの大和路線区間の乗車と、おおさか東線をJR野江(じぇーあーるのえ)でとちゅう下車してよった大阪造幣局や千林(せんばやし)商店街のようす、京阪本線のわずかな区間の乗車とあわせて、おおさか東線にのってきたようすを以下に紹介する。ちなみに、名古屋から柏原までは近鉄をのりついできとって、ほのようすについてはまえのブログ記事に紹介したとおりだ。
【大和路線で久宝寺まで】【おおさか東線でJR野江まで】【大阪造幣局】【千林商店街】【京阪本線で野江まで】【おおさか東線で新大阪まで】(さんこう)
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大和路線で久宝寺まで
柏原(かしわら)のかいさつをはいって、2番のりばにおりる。ここまでは近鉄できとって、道明寺線(どうみょうじせん)の柏原いきふつうが1番のりばについたときにむかいの2番のりばにとまっとったJR難波(じぇーあーるなんば)いきふつうにのやあかいさつをでんでもよかっただけど、呼吸をととのえるためにいっかいかいさつをでて、はいりなおしただ。
これからのるJR難波いきふつうがはいってくる。きみどりいろの四角い電車だ。みおくった電車におなじく、どういうわけかここで3分停車。
11時5分、柏原をしゅっぱつ。先頭の車両番号はクハ201-403。ベンチシートの座席にまばらな乗客。前方視界は最悪で、運転室うしろのかべのまんなかと助手席がわとの2か所にかろうじてちいさなまどがある。
複線をゆるゆると北西北方向にすすんでいく。
相対ホームの志紀(しき)に停車。ホームにようけひとがまっとる。
奈良いき大和路快速とすれちがい。かっこいい。
進行方向がちょこっとづつにしむきにかわっていって、相対ホームの八尾(やお)に停車。はんたい線にはこっちとおんなじ201系電車がとまっとる。えきは八尾をなのるけど八尾市の中心駅は、大和路線のきたに平行する近鉄大阪線の近鉄八尾になる。
電車はきれめのない市街地をすすんでいく。柏原をでてからずーっとだ。
11時12分、久宝寺(きゅうほうじ)は4番のりばにとうちゃく。しましきホーム2面4線のえきのいちばんひだりがわののりばだ。柏原からここ久宝寺まで5.5km、7分、47.1km/h。あんまりはやくない。
のってきたJR難波いきふつうはここで4分停車なだけど、ほのあいだにけっこうな人数が電車をおりる。
むかいの3番のりばに11時14分の天王寺いき大和路快速がはいってきて、みんなこれにのりかえていく。緩急接続ってやつだ。天王寺いき大和路いき快速は先頭車両クモハ221-43の211系。さっきすれちがった奈良いき大和路快速もおんなじ211系なだけど、転換クロスシートの快適な電車だ。
おおさか東線でJR野江まで
久宝寺(きゅうほうじ)3、4番のりばの発車案内板をかくにん。「← ふつう 11:26 東線経由新大阪」ってかいてある。おおさか東線を東線って省略しとるだ。いや、ほれにしても、JR難波いきふつうをおりた4番のりばむかいの3番のりばでおんなじ大和路線の都心方面いき快速にのりかえれるだけじゃなくて、おおさか東線の電車にものりかえれるってのがすばらしい。快速できたひともすぐにおおさか東線の電車にのりかえれる。
久宝寺のおおさか東線時刻表をかくにん。平日でみてみると、1時間に4本の新大阪いきふつうがあるほかに、あさ4本だけ新大阪いき直通快速がある。ふつうはおおさか東線内おりかえしだけど、直通快速は奈良始発で、久宝寺から新大阪までのおおさか東線内は、JR河内永和(じぇーあーるかわちえいわ)、高井田中央(たかいだちゅうおう)、放出(はなてん)の3駅だけに停車。それぞれ、近鉄奈良線、大阪メトロ中央線、JR学研都市線と連絡ないし接続するえきだ。近鉄大阪線と連絡するJR俊徳道(じぇーあーるしゅんとくみち)と、京阪本線と連絡するJR野江(じぇーあーるのえ)はとまらん。
さて、久宝寺11時26分の新大阪いきふつうがはいってくる。ヘッドマークに「祝・おおさか東線全線開通」、「八尾市制施行70周年記念事業」ってかいてある。ここ久宝寺のえきも八尾市の区域にあるだけど、新大阪に直結する鉄道の全線開業を市をあげていわっとるだ。先頭の車両番号はクハ201-139で、ここまでのってきたJR難波いきふつうとおんなじ、前方視界が最悪の201系だ。のりこんだとこでかぶりつき確保に失敗。ベンチシートの車内にたちきゃくもないぐらいの人数しかのりこんでいかんかっただけど、運転室うしろのかべのまんなかと助手席がわとの2か所にかろうじてあるちいさなまどを、ほかのひとにおさえられちゃった。まんだ全線開業みっかめのおおさか東線のようすを映像におさめえってひとがおおいだ。やむなく7両編成の電車の最后尾まであるいて、うしろむきにさつえいしながらのっていくことにする。
11時26分、久宝寺をしゅっぱつ。
しばらく複々線をいく。うちがわ2線がおおさか東線の線になる。ところで、車掌の杉本さん、ハンサムなだけじゃなくていいこえしとる。きっとファンがおおいだらあな。
みぎにまがりながらおおさか東線の2線だけで高架をあがっていくとこで、はんたい電車とすれちがい。
相対ホームの新加美(しんかみ)に停車。
しゅっぱつ。11年まえに開業したみなみ区間だけど、ホームも線路もまくらぎもぴっかぴかだ。
進行方向がきたむきにかわりきるとこで、ひだりから貨物線が合流してくる。貨物線は大和路線の都心方面から短絡してきただけど、旅客線化したいまもおおさか東線は貨物輸送があるだ。
相対ホームの衣摺加美北(きずりかみきた)に停車。みなみ区間の開業時にはなかって、まんだきょねん2018年3月17日に開業したばっかのえきだけど、じつにいいにくいなまえのえきだ。衣摺と加美北のさかいにあるでこんななまえになったって推測する。
高架の複線をきたにすすんでいく。
しましきホームのJR長瀬(じぇーあーるながせ)に停車。
しゅっぱつ。
近鉄大阪線の高架をはすにくぐってすぐのとこで、しましきホームのJR俊徳道(じぇーあーるしゅんとくみち)に停車。おおさか東線も高架なだで、近鉄大阪線の高架は2階だて高架っていうべきたかさだ。連絡する近鉄大阪線の俊徳道のえきはひだりがわ。
近鉄大阪線の電車がうえをとおっていくのをみながら、JR俊徳道をしゅっぱつ。都会のふうけいだ。
しましきホームのJR河内永和(じぇーあーるかわちえいわ)に停車。ここではんたい電車とすれちがい。
JR河内永和をしゅっぱつ。連絡する近鉄奈良線の河内永和のえきがまうえにあることをかくにん。
複線高架をずーっときたにすすんでいく。
直角に交差する高速道路の高架のしたにはいって、しましきホームの高井田中央(たかいだちゅうおう)に停車。高速道路のしたにはしるじみちの地下に大阪メトロの中央線がはしっとって、高井田のえきがこの交差する地点にある。
高井田中央をしゅっぱつ。
ひだりにまがって、進行方向をにしむきにかえていく。
にしむきにながれる第二寝屋川(だいにねやがわ)をはすにわたっていく。
東西にはしる学研都市線のあがり線をくぐって、地平で学研都市線と合流。おおさか東線の複線が学研都市線の複線のうちがわにはいりこんでいくかたちだ。はいりこめるように学研都市線があがり線だけ高架になっとる。
11時41分、放出(はなてん)はしましきホームみぎがわの3番のりばにとうちゃく。ここまでが11年まえに開業したみなみ区間だ。このホームひだりがわの4番のりばが学研都市線都心方面のりばになっとって、おんなじホームでのりかえれるようになっとる。はんたいに、このホームのみぎがわのしましきホームでは、おおさか東線の久宝寺方面いき電車と学研都市線の郊外方面いき電車がおんなじホームでのりかえれるようになっとる。じっさい11年まえに筆者も、宝塚線から東西線を経由して学研都市線にはいっていく電車を放出でおりて、おおさか東線の久宝寺いき電車にのりかえただけど、おんなじホームのりょうがわでのりかえることができて感心したもんだ。
わが新大阪いきふつうはここ放出で3分停車。このかんに4番のりばに学研都市線から東西線を経由して宝塚線にはいっていく、尼崎・塚口いき区間快速がはいってきて、おおさか東線の新大阪いきふつうを3番線でおりたひとのうちのなんにんかがのりかえていく。また、尼崎・塚口いき区間快速から新大阪いきふつうにもなんにんかがのりかえてくる。みごとだ。
ところで3分の停車時間のうちに、ひょっとして先頭車両のかぶりつきがあいとやへんかしゃんっておもってホームをあるいていってみただけど、あいかわらずひとがへばりついとってはいる余地がない。がっかりしてまた最后尾にもどってみたら、筆者がおらんあいだにこっちもおさえられとった。ほかのひとのあたまごしにうしろむきにさつえいしていくっていう最悪の条件になった。
放出をしゅっぱつ。こっからきた区間になる。まんだ開業してみっかめのぴっかぴかの線だ。
放出(はなてん)からつぎの鴫野(しぎの)までは学研都市線との重複区間なだけど、さいしょは放出の構内配線のままに、おおさか東線の複線が学研都市線の複線のうちがわにはいっとるっていうかたちになっとる。
しばらくして、学研都市線のさがり線がうえにあがったとこをおおさか東線の複線がみぎがわにぬけていって、両線が並列するかたちにかわる。
高架をあがって鴫野(しぎの)のホームにはいっていくとこで、学研都市線の郊外方面いき電車とすれちがい。
みぎ曲線のとちゅうにある鴫野(しぎの)は2番のりばに停車。1、2番のりばでおおさか東線の相対ホームをなし、3、4番のりばで学研都市線の相対ホームをなすだけど、2番のりばと3番のりばはくっついてしましきホームになっとる。都心方面から学研都市線電車にのってきたひとが、おりたホームのむかいがわで新大阪いきのおおさか東線電車にのりかえれるってわけだ。
ちなみに、このときはきづいてなかったけど、南北に地下をはしる大阪メトロ今里筋線(いまざとすじせん)がここで交差しとって、おんなじなまえのえきと連絡する。
鴫野をしゅっぱつ。さらにみぎにまがって進行方向をきたむきにかえていく。
にしむきにながれる寝屋川(ねやがわ)をきたにわたっていく。まんだひだりに学研都市線も平行してきとっただけど、寝屋川をわたったとこで、学研都市線がにしにはなれていく。学研都市線のつぎのえきは京橋(きょうばし)だ。
複線高架をきたにすすんでいく。
みぎ、ビルのあいまに京阪電車がはしっていくのがみえる。どこでこえたかわからんかったけど、京橋から東北方向にのびる京阪本線をはすにこえただ。
11時49分、相対ホームのJR野江(じぇーあーるのえ)にとうちゃく。下車。のってきた電車をみおくる。久宝寺からここJR野江まで12.6km、23分、32.9km/h。表定速度が30キロちょっとってのは地下鉄なみのおそさだ。ヰキペディアをみると最高速度120キロってかいてあるけど、ほんな速度じゃあどっこもはしっとらんかった。ぴっかぴかの線路がないとるな。
はんたいホームに久宝寺(きゅうほうじ)いきふつうがはいってくるのをかくにん。
階段をおりて地平のかいさつをでたとこで、東西自由通路に「おまたせしました!」のぼりばたがたっとるのを発見。「直結!東大阪線。3月16日(土)開業。おまたせしました!」ってかいてあって、したのほうに新幹線のえがかいてある。全線開業した東大阪線が、新幹線のとまる新大阪に直結しとることをうったえとるだ。じっさい、このえきにやってくるひとたちのだれもが、うれしそうなかおをしとった。自転車にのって、ただえきをみにきたひともおったかもしれん。新大阪に直結する線って、JR京都線をのぞいてこのおおさか東線が第1号になる。ほいだけ画期的な線だ。
大阪造幣局
JR野江駅からにしに大阪造幣局に移動。さくらの季節にはだいぶはやかったけど、造幣局たてもんのまえの1本だけさいとった。
屋外展示の圧延機のとこをとおって、造幣博物館にはいる。はいってすぐのとこに、ふるどけい。おじいさんのふるどけいどころじゃない、100年以上のとけいだった。
展示室にはいってまず、「コインの世界へようこそ」っていう説明がきをよんでみる。
コインの世界へようこそ
造幣博物館(ぞうへいはくぶつかん)は、1911年に火力発電所としてたてられたたてもんで、造幣局構内にのこるゆいつの明治時代のレンガづくりの西洋風たてもんです。
1969年にたてもんの保存をはかり、当局が保管しとった貴重な貨幣などを一般公開し、造幣事業を紹介するため当時の外観をほのままに改装し、「造幣博物館」として開館しました。
2008年に「ひとにやさしい博物館、かんきょうにはいりょした博物館、みせる博物館」をめざし、展示や設備に最新の手法を導入し、みなさまがたに、よりしたしんでいただけるよう大改装をおこない、2009年4月に新装開館しました。
館内の展示品をつうじて、当局がはたしてきたやくわりと貨幣の歴史をしっていただければさいわいです。
2009年吉日
造幣博物館
造幣局内にあったレンガづくりの火力発電所を改装して造幣博物館にしただ。
金ののべぼう。銀ののべぼう。ふくろづめの硬貨もある。いや、おもたくてかんたんにはさがらんわ。
にほん帝国大坂造幣局のえがかかげられとる。往時の造幣局だ。ところで、大阪造幣局って、ほかに東京造幣局や名古屋造幣局なんかがあるうちのひとつだっておもっとっただけど、ほじゃなかった。独立行政法人造幣局があるのが大阪なだ。政府機関はなんでも東京にあるもんだっていうあたまがあるけど、造幣局は大阪にあるだ。明治早々からの歴史があって、ほの往時のすがたがこのえなだ。ちなみに東京にも名古屋にも造幣局はなくて、さいたま市と広島市の2か所に支局があるだけだ。
そとにでて、あらためて圧延機をみてみる。さいごに、しきちのいりぐち付近のみやげもん販売所にはいって、缶いりの金貨のかたちのべっこうあめと、ぎんいろのうすい鉄板にさくらのとおりぬけのえのかいてあるしおりをかって、大阪造幣局をあとにする。ちなみに、うんじゅうまんえんもする七宝製品なんかもあった。
千林商店街
大阪造幣局からひがしに千林(せんばやし)商店街に移動。にしがわいりぐちからアーケードの商店街にはいっていく。ちなみに、このいりぐちのとこに大阪メトロ谷町線(たにまちせん)の千林大宮駅(せんばやしおおみやえき)におりていく階段がある。都心に直結しとる商店街だ。
はいってすぐに、だし道楽の自販機があるのをかくにん。
たちのたかいしゃれた意匠のアーケードをひがしにすすんでいく。ひとがいっぱいだ。自転車もおおい。とちゅうで、たこせんをかいぐい。うすいせんべいでたこやき2個をはさんであるだけど、たべにくいこと。
南北のとおりにT字につきあたって右折。みなみにちょこっとすすんで、南北のとおりからひだりT字にひがしにアーケードがつづいていくとこを、アーケードをはずれてほのままちょこっと直進。角屋っていうみせにはいって、回転やきとアイスもなかをたべる。まんだひるごはんをたべてなかっただけど、かなりきた。ところで、街路灯にもかいてあるだけど、この南北のとおりが京街道だ。むかしっから幹線道路で都心に直結しとったってことだ。けっこうなかずのひとがあるいとる。
T字からアーケードにもどってひがしにいきはじめるとこで、かべに京街道の説明がき。
京街道
京街道は、豊臣秀吉が伏見城と大阪城をむすぶ陸路として、淀川左岸に文禄堤をきずかせましたけど、江戸時代に、この堤防上に整備されたのが京街道です。現在の京橋口を起点に関目(せきめ)から森小路(もりしょうじ)、千林(せんばやし)、今市、守口、枚方(ひらかた)、橋本、伏見をへて京都にいたります。また、東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)の延長として、京都と大阪をつなぐ54番め以降の宿場町として発展してきました。京街道と交差する千林商店街のみちすじは、野崎街道(野崎観音につうじる陸路)ってよばれ、むかしから交通の要所としてにぎわってきました。
千林商店街
なるほど、淀川左岸に、大阪は京橋から京都口にいたるみちっていうと、いまの京阪本線の経路だ。まえに京阪電車にのったときに、千林、森小路、関目っていうえきもとおった。ほいで、このアーケードのみちすじが野崎街道っていうみちになるだ。
しばらくひがしにすすんだとこで、きたに分岐するアーケードがあって、いってみる。食料品が主体みたいで、これまで以上に活気がある。
チジミやなんかをうっとる高里庵(こりあん)っていうみせの大将もにこやかだ。
アーケード本線にもどって、またひがしにすすんだとこで、ひるごはんにカツカレーどんぶりをたべる。いや、ほの分量のおおさにちょっとなみだめになりかけたわ。
ほのままひがしに商店街がつきるとこで京阪本線の千林駅につきあたる。
京阪本線で野江まで
千林(せんばやし)は地平のかいさつから高架のホームにあがったとこで、みどりいろの電車がはいってくる。15時12分の中之島(なかのしま)いきふつうだ。京阪本線は大阪都心がわで淀屋橋(よどやばし)が起点になるだけど、ふつう電車はあたらしくできた中之島線の起点中之島にいく。京阪電車は大阪都心がわで京阪本線と中之島線っていう双頭のへびになっとって、京橋(きょうばし)で一本化して京都方面につながる。運行間隔は10分おきで、じゅうぶんな頻度だ。
千林をしゅっぱつ。線路はうちがわ2線が急行線、そとがわ2線が緩行線(かんこうせん)の複々線で、ひだりから3本めの急行線をやってくる出町柳(でまちやなぎ)いき準急とすれちがいながら、わが中之島いきふつうはいちばんひだりの緩行線をいく。
すぐに森小路(もりしょうじ)に停車。商事会社があるわけじゃなくて、むかしはもりのなかをぬけるこみちがあったとこらしい。ほかのふつう停車駅とちがって、そとむきにホームがついとるのがおもしろい。
ここで車内をかくにん。壁面はしろっぽいいろで、ベンチシートは座面があざやかなきみどりいろで、せなか面はくろい地にだいだいいろのもよう線がはいったやつ。ゆか面はタイル風のもようのはいったうすいはいいろで、ベンチシートのしきり板とかんつうとびらはこいはいいろ。とくべつにはなやかじゃないけど、こじゃれっとって質感がたかい。まえに京阪の特急電車にのってほの豪華さにおどろいたとこだけど、京阪電車っていいだ。外観は、名鉄のあっかい電車や、かがみのようにぴっかぴかの阪急電車にまけずおとらずってとこだけど、内装についてはまちがいなく京阪がいちばんだってことを確信した。
森小路をしゅっぱつ。ひだりから2本めの急行線をいく電車のあとをおう。
関目(せきめ)に停車。はんたいホームにとまっとるのは枚方市(ひらかたし)いきふつうで、線路の正面むこうに都心のビル群がそびえる。
15時17分、野江(のえ)にとうちゃく。下車。千林からここ野江まで2.2km、5分、26.4km/h。表定速度は30キロにもみたんけど、これはまあ2.2キロのあいだにふたつもえきがあるってことで、しょうがない。
地平のかいさつをでて、えきのひがしぐちにみつけた喫茶店でいっぷく。いや、野江のえき、ひがしぐちもにしぐちも、じつにえきまえとえきが一体化しとる。クルマがびゅんびゅんはしれるようなみちもなく、えきをでてすぐのとこからみせがいっぱいあって、クルマにおびえることなくほれらのみせにいけるだ。きままなまちあるきがたのしめる。
おおさか東線で新大阪まで
京阪本線の野江(のえ)のえきをにしにぬけてちょこっといったとこで、おおさか東線のJR野江(じぇーあーるのえ)のえきにとうちゃく。のこりのおおさか東線にのる。
地平のかいさつから高架のホームにあがって、JR野江16時23分の新大阪いきふつうにのる。先頭の車両番号はクハ201-139。いや、さいしょに久宝寺からここJR野江までのってきた車両とおんなじ車両だ。またあえたってわけだけど、やっぱり運転室うしろのかぶりつきには先客がおって、ほいだでてって最后尾の車両まで移動しとる時間もなく、やむをえず左右の車窓からななめまえにまえをみていくことにする。
ずーっときたにすすんで、相対ホームの城北公園通(しろきたこうえんどおり)に停車。愛知県民は「じょうほく」ってよんじゃうけど、「しろきた」がただしい。
淀川(よどがわ)をわたる。
相対ホームのJR淡路(じぇーあーるあわじ)に停車。
神崎川(かんざきがわ)直前で直進する貨物線とわかれて、ひだりにぐいーんってまがって進行方向をにしむきにかえる。貨物線との分岐点からこのさきJR京都線に合流するまでの区間は、あらたにおおさか東線のために建設されたもんだ。
相対ホームの南吹田(みなみすいた)に停車。
またぐいーんってひだりにまがっていくとこで、このさきで合流するJR京都線をいく特急電車がひだりしたにみえる。JR京都線をのりこえてほのむこうがわで合流していくだ。想像とちがった。
合流したJR京都線がひだりにならんだ状態でみなみにすすんで、神崎川をわたる。さっききたにわたった神崎川をこんどはみなみにわたるだ。
東淀川(ひがしよどがわ)を通過。JR京都線のほうにしかえきはない。
16時34分、新大阪は2番のりばにとうちゃく。下車。在来線はいつつあるしましきホームのうちのいちばんにしがわのホームのひがしがわののりばだ。ちなみに、いちばんひがしがわのホームは、おおさか東線の開業にそなえて2012年12月16日に増設されたもんだけど、じっさいにおおさか東線がつかうようになったのは、いちばんにしがわのホームの1、2番のりばになった。
JR野江(じぇーあーるのえ)からここ新大阪まで7.6km、11分、41.5km/h。久宝寺(きゅうほうじ)からJR野江までの32.9km/hよりはましだけど、おっそいことにかわりはない。ぴっかぴかの線路でこのおそさは納得がいかん。改善をのぞむ。
むかいの1番のりばに関西空港発京都いき特急はるかがはいってくるのをかくにん。在来線の地平ホームから、はすに交差する新幹線の高架ホームに移動。東京いきのぞみ392号で名古屋にもどる。
(さんこう)
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- 京都いき特急はるか - 2019年3月18日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/03/30
- 加茂いき大和路快速 - 2019年3月18日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/03/28
- JR難波いきふつう - 2019年3月18日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/03/28
- 近鉄電車をのりついで名古屋から柏原(かしわら)まで - 2019年3月18日 - あきひこゆめてつどう|2019/03/24
- 新幹線の車掌さん - あきひこゆめてつどう|2019/03/19
- JR西日本、おおさか東線「南吹田駅」と新設線路を公開。東海道本線から複線化した城東貨物線へつながる - トラベル Watch(松本俊哉さん)|2018年11月13日22:00
- JR西日本は2018年11月13日、2019年春の開業に向けて整備中のおおさか東線北区間のうち、「南吹田駅(みなみすいたえき)」と周辺に新設した線路を公開した。
- おおさか東線は新大阪駅から久宝寺駅(きゅうほうじえき)まで大阪の東部を南北に結ぶ路線で、久宝寺駅より東は大和路線で奈良駅まで直結する。放出駅(はなてんえき)から久宝寺駅までの南区間は2008年3月に開業済みで、現在は新大阪駅から放出駅までの北区間の整備が進んでいる。
- なお同日、JR西日本本社でおおさか東線の運行体系について会見を実施しており、新大阪駅から奈良駅までの直通快速の運行本数や所要時間について明らかになっている(直通快速は朝夕4本ずつで新大阪~奈良間をおよそ60分」)。
- 南吹田駅はおおさか東線で新大阪駅を出ると最初に停車する駅で、東海道本線に沿って北上して神崎川(かんざきがわ)を越えたところで新設した線路に入り、新大阪駅から2kmの地点にホームがある。南吹田駅を出ると線路は南に向けて大きく曲がり、再び神崎川をまたいで次のJR淡路駅(じぇーあーるあわじえき)へ向かう。今回公開したのは、南吹田駅とその東西に新設した線路の部分。
(※ このあとまんだ記事はつづく)
- 京阪電車と十三のたび (2) 京阪電車のふうけい - あきひこゆめてつどう|2018/10/21
- 土居(どい)、滝井(たきい)、千林(せんばやし)ってたてつづけにみっつのえきを通過。あとでえきかんきょりをみてみたら、それぞれ0.4キロしかない。まんなかのえき、いらんじゃないか。ちなみに、あとできいただけど、千林のえきまえ商店街はおもしろいっていう。この京阪電車のあとは十三(じゅうそう)にいくだけど、十三におとらんおもしろさだっていう。ヰキペディアもみてみたら、ダイエーの生誕地だってかいてあった。機会をみてこのえきでおりてみにゃいかんな。
- そとがわ線をくるみどりいろのふつうとすれちがい。はっきりよみとれんけど、たぶん枚方市いきだ。
- 森小路(もりしょうじ)を通過。そとがわ線用のホームしかないだけど、そとむきにホームがついとるのがおもしろい。
- 関目(せきめ)を通過。大都会大阪のビル群がだいぶおおきくみえてきた。
- うちがわ線をくるこんいろ3000系の出町柳いき特急とすれちがったあと、野江(のえ)を通過。
- アーバンライナーで鶴橋まで♪ - 2016.11.12 - あきひこゆめてつどう|2016/11/15
- おおさか東線、2019年はるに全線開業 - あきひこゆめてつどう|2016/09/28
- おおさか東線に あたらしい 駅 -2018年 はる 予定- - あきひこゆめてつどう|2013/04/23
- ぷらっと おおさか - あきひこゆめてつどう|2012/12/31
- 2012年も おおみそかだって いうのに、4年も まえの 2008年 9月 11日の ことを かく。
- 宝塚線を のぼり、東西線を 経由し 学研都市線に はいる。放出で おおさか東線に のりかえる。のりかえは おんなじ ひとつの ホームの りょうがわで、あっけなく できる。のりかえに かならず こせんきょうの のぼりおりを しいる JR東海も、これを みならいなさい。
- はんとし まえに できた ばっかと あって、おおさか東線の 駅は どの 駅も ぴっかぴか。レールも ぴっかぴか。電車も ぴっかぴか・・・ って いいたい とこだけど、こいつは 大阪環状線と おんなじ かまぼこがたの やつ(^_^;)
- 終点の 久宝寺から 大和路線で 天王寺に でる。
- 在来線 新大阪に あたらしい ホーム! −おおさか東線の 開業に そなえて− - あきひこゆめてつどう|2012/12/30
- 在来線 新大阪に あたらしい ホームが できて、こんげつ 2012年 12月 16日から つかう ように なったげな。
- あたらしい ホームは 在来線 ホームの いちばん ひがしがわに 位置する。線路 つけかえ 工事が のこっとって、当面は 従来の 17、18番 のりばの 4号 ホームを 使用 停止に し、かわりに あたらしい ホームを 17、18番 のりば (※ 在来線 ホームは 11番 のりばから)と して つかう。おおさか東線 開通時には いつつの ホーム すべてが つかわれる。
(※ 2018年3月18日現在では、在来線ホームは1番のりばから10番のりば)
- おおさか東線 ふかいぞ (アハ 254) - あきひこゆめてつどう|2008/05/01
- 直通快速列車
- この 直通快速列車の 設定で、大和路線(関西本線)沿線から 「キタ」への アクセスルートが ふえたのだ。2009年 はる、阪神なんば線の 開業により 近鉄奈良線と 阪神西大阪線とが むすばれ、奈良-大阪-神戸が ひとつの 路線で むすばれる ことに なる。今回、おおさか東線を 活用した あらたな ルートの 出現は、JRの 近鉄阪神連合への 対抗策とも おもえるが、ともかく 鉄道ネットワークの 充実は うれしい。JR、民鉄 ともに 切磋琢磨し 鉄道の 発展に つながって ほしい。そのほか、おおさか東線 新設 5駅には ホームに 「空調を そなえた 待合室」が 設置されたそうだ。うらやましい。
- 直通快速列車
- 放出-久宝寺間 レールつながる (アハ 081) - あきひこゆめてつどう|2007/11/17
- JRおおさか東線の みなみ半分、放出-久宝寺間の レールが つながる、との ニュースが ありました。最後の レールを つなぐ 締結式が 2007年 11 月 6 日、新設駅の 長瀬駅で おこなわれたそうです。放出-久宝寺間は、貨物線を 複線、電化の うえ 旅客線化する もので、延長 9.2 km が 2008年 3月に 開業します。放出-久宝寺間には 5つの 駅が 設置され、つぎの とおり 5つの 路線と 接続します。
(1.JR東西線 + JR学研都市線(片町線)/2.大阪市営地下鉄中央線 + 近鉄けいはんな線/3.近鉄奈良線/4.近鉄大阪線/5.JR大和路線(関西本線)) - 放出-久宝寺間は 大阪の 都心を 中心と みると 環状を なす もので、都心から 放射状に のびる 接続 5 路線の ような はなやかさは ありません。大阪と いう 大都市圏の 拡大に ともなう 環状移動に 対する 需用の たかまりに より、この たびの 鉄道路線が 実現した ものと おもいます。
- 鉄道ネットワークの 充実は うれしい ものです。この 路線が 地元に 密着した 公共交通機関と して 根付くのを いのります。
- なお、来年 2008年 3 月の 開業日には、おれも おおさか東線に のりに いっとるかも しれません。なにげない 鉄道に のるの すきなんです。余談、放出=はなてん、俊徳道=しゅんとくみち、久宝寺=きゅうほうじ、なんで こんなに むずかしい なまえの 駅 ばっかりなんだ。参考、2012年の はるには きた半分の 放出-新大阪間が 開業し、全線開通と なる 予定です。
- JRおおさか東線の みなみ半分、放出-久宝寺間の レールが つながる、との ニュースが ありました。最後の レールを つなぐ 締結式が 2007年 11 月 6 日、新設駅の 長瀬駅で おこなわれたそうです。放出-久宝寺間は、貨物線を 複線、電化の うえ 旅客線化する もので、延長 9.2 km が 2008年 3月に 開業します。放出-久宝寺間には 5つの 駅が 設置され、つぎの とおり 5つの 路線と 接続します。
- おもなえきの構内図
- 柏原駅(かしわらえき)〔変則2面4線(JR西日本と近鉄)〕
- 久宝寺駅(きゅうほうじえき)〔2面4線〕
- 放出駅(はなてんえき)〔2面4線〕
- 鴫野駅(しぎのえき)〔3面4線〕
- 新大阪駅(しんおおさかえき)〔在来線=5面10線/新幹線=5面8線(JR西日本とJR東海)〕
- 柏原駅(かしわらえき)〔変則2面4線(JR西日本と近鉄)〕